モノの進化は機能の認知から
色・カタチの解放へ

 マッサージの歴史は古く古代エジプト文明には既に健康維持、長寿を全うする為に存在していた様です。長い歴史のあるセルフケアグッズは、手足のツボを押しや肩のツボ押し、肩たたきなど、殆どの人が目にして触った事や使ったことがあると思います。

 オフィスワークがベースの現代では特に疲れを取るために愛用している方は多いと思います。セルフケアグッズの機能や効用は既にユーザに認知されています。ただ現状は、そのセルフケアグッズが使われる空間(オフィス)や人の心理との関係性がデザインされていません。

 その事に気づいたyonap による KIKACAREは、オフィス空間で使われる文脈を理解し、セルフケアグッズの色やカタチをオフィス空間に合う幾何形態に限りなく寄せることで、ユーザがデスク周りに置いて、いつでも気軽に使える心理までデザインされているところが素晴らしいですね。

金沢美術工芸大学 製品デザイン専攻 教授
河崎圭吾