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離乳食時期の赤ちゃんが1回の食事で食べる量は多くありません。
離乳食初期は、小さじ1杯からスタートし、1ヶ月後にやっと小鉢に1杯分ほど。
少しずつ食べる量は増えてくるものの、食事のたびに少量の離乳食をつくるのはとても大変。
毎回、作る負担を減らすために、離乳食をまとめてつくって冷凍保存してみたら、今度は冷凍庫が離乳食でパンパン!なんてことに・・・。
そんなママたちの悩みを解消すべく作られた「わけわけフリージングブロックトレー」の開発秘話を、開発者の河口さんにお聞きしました。
離乳食をまとめて冷凍、かんたん取り出し解凍、スッキリ整理を目指して
冷凍した離乳食を、必要な分だけかんたんに取り出して解凍したい
――河口さんには、以前、「離乳食スタートセット」の開発秘話もお聞きしましたが、「わけわけフリージングブロックトレー」も河口さんが企画開発した商品だったのですね。
はい。ママたちの多くが離乳食をまとめて作って冷凍保存をしていると思いますが、私もそうしていました。
冷凍保存しておくことで、毎回離乳食を作る手間がはぶけますし、食べさせるときは電子レンジでチンするだけなので、タイミングよく食べさせてあげられますし。
でも、いざ、冷凍保存した離乳食やだし汁を容器から取り出そうとしても、なかなか容器から出てこない。
容器と凍らせた離乳食の間にフォークを入れて取り出してみたり、製氷皿のようなトレー型容器を力いっぱいひねってみたり…。
食べさせるのに必要な分だけ取り出して解凍したかったのですが、なかなかうまくいかず、食事のたびに大変な思いをしました。
冷凍庫の中もすっきり整理したかった
それに、冷凍した離乳食でパンパン、スッキリと収納できていない状態の冷凍庫を見るのもちょっとしたストレスでした。
――離乳食は、1食あたりの量は少ないものの、おかゆに副菜のバリエーションに、と結構な量になりますよね。
そうなんです。ひとつひとつ、小分けにしていくと、冷凍庫の中が冷凍保存容器だらけになります。
しかも、サイズ違いの容器をいくつも使うと、更にごちゃごちゃに。
たとえば、離乳食中期(7~8ヶ月頃)では、主食は50ml、副食は25mとサイズ違いの容器が必要と思い、色々なサイズの容器を買ってみたのですが、サイズが違う容器は積み重ねがうまくできませんでした。
そこで、
- 離乳食をまとめて冷凍できる
- 必要な分だけをかんたんに取り出して解凍できる
- 重ねて収納できる
- 離乳食の量がわかる
離乳食グッズを目指し、「わけわけフリージングブロックトレー」を開発しました。
先輩ママならではの細かな工夫がいっぱい
ひとつのトレーでまとめて冷凍
こまごまとした冷凍容器だらけにならないように、「ブロックトレー」型を採用することにしました。
ひとつのトレーでまとめて冷凍できれば、スペースのムダがありません。
サイズは3種類、別サイズ同士でも積み重ねOK
1ブロック容量が、15mL、25mL、50mLの3タイプあるので、離乳食の時期やお子さんの食べる量、おかずの種類によって使い分けできますよ。
――食べた量が一目でわかるようになっているのが、とってもママ目線ですね!
フタをつけて、トレーを重ねて積み上げることもできるようにもしました。
もちろん、別サイズ同士でも積み重ねできます。
――専用のフタがついているのがよいですね!ラップでピシっとふたをするのは大変ですし、積み重ねできないですし…。
出し汁やスープの冷凍にも便利そうですね。
はい。フタがあるおかげで、引き出しタイプの冷凍庫でも、引き出しを開けたときに離乳食がこぼれる心配がありませんよ。
かんたん注ぎ入れ
――フタは、容器とは分かれているんですね。
実は、私が離乳食づくりをしていたとき、容器とフタが一体になっているタイプの冷凍保存用カップを使っていたのですが、離乳食をいれるとき、そのフタがじゃまで入れづらかったんですよ。
それで、かんたんに注ぎ入れできるように、容器とフタが分かれているものにしました。
スルッとらくらく取り出し
――トレーがうすくて、軽くてびっくりしました。製氷皿のようなものをイメージしていたので…。
この素材のうすさ、柔らかさが、凍らせた食材をスルッと取り出せる秘訣なんですよ!
――ムリに力をかけなくても取り出せるんですね。
底や食材をちょっと押したり、軽くひねるだけで、パコンっと外れます。
離乳食を容器から取り出すのなんて、ほんのちょっとした手間なんですけど、それがうまくいかないと、イライラ~っとしてしまいますよね。
おかゆも、副菜も、汁物も、きれいにひとつずつ取り出すことができるように工夫しました。
――必要な分だけ取り出せるのが便利ですね。
はい。使う分だけ取り出したり、凍ったら全部取り出して別の容器で保存するのもオススメですよ。
更に使いやすくリニューアル
――2017年10月に「わけわけフリージングブロックトレー」がリニューアルされたと聞きました。
商品のよいところはそのままに、更に力をいれなくても食品を取り出すことができるように改良しました。
――ますます、スルッと取り出せるようになったのですね!
はい。それに加えて、容器の強度もアップしました。
――こんなに薄い容器なのに、強度をあげることができたんですね。
稀に、力の入れ具合によっては、底面が割れてしまうという声をお客様から頂いたので、その点を改良できたのがとても嬉しかったです。
ママたちに楽しい離乳食ライフを送ってほしい
離乳食づくりは大変です。たくさんの家事・育児の合間をぬってがんばって作っても、赤ちゃんがいつも機嫌よく食べてくれるとは限らないですし…。
でも、冷凍保存でまとめて作れば、毎回作る手間がはぶけます。時間に追われることが減ると、ママに心の余裕も生まれます。
ぜひ、わけわけフリージングブロックトレーに、色とりどりの離乳食をいれて、離乳食づくりを楽しんでくださいね。
冷凍庫もすっきり片付いて、ストレスフリーになりますよ!
――河口さん、今日はわけわけフリージングブロックトレーの開発秘話をお話頂きありがとうございました。