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赤ちゃんがハイハイやつかまり立ちで部屋中を動き回るようになると、安全だと思っていた室内が、実は赤ちゃんにとって危険だらけであることに気づきます。
テーブルの角やヘリで頭をぶつけたり、コンセントをひっこぬいたり、ちょっとした段から落ちそうになったり…。育児のヒヤリハットはいたるところに!
私も、子どもたちが赤ちゃんだった頃は、
「あぶない!」
「さわっちゃダメー!」
「そこには行かないで!」
と、叫び続ける毎日でした。
そんなかつての私のように毎日ヒヤヒヤする前に、ぜひ、室内安全用品で室内の環境を整えてみませんか?
赤ちゃんは成長が早いうえ、成長には個人差があるので、室内の安全対策は早め早めで進めておくのが大切ですが、室内には赤ちゃんにとってどんな危険があるのか、前もって予想するのは、新米ママ・パパには難しいですよね。
そこで今回は、室内を安全に保つコツを、リッチェルの安全便利用品「ベビーガード」シリーズ開発・設計担当の芝田さん、浦辺さんに聞いてきました!
そのほか、室内にはどのような危険があり、どう対策すれば良いのか、様々なケースもご紹介しています。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
お部屋の安全対策ポイントは「ぶつける」「感電」「転落」の3つから!
――赤ちゃんはハイハイをするようになると、家の中のどこにでも移動できるようになります。そうなると、家の中は、もう危険ゾーンだらけですね。
芝田さん:はい。もう、目に入るもののほとんどが、赤ちゃんにとっては危険だと思っていただくくらいが、ちょうどよいですね。昨日できなかったことが、今日はできるようになっている場合もありますので。
――具体的には、どんな危険がありますか?
芝田さん:リッチェルの安全便利用品「ベビーガード」シリーズでは、室内の危険について、わかりやすく分類をしています。
ハイハイやつかまり立ちで動き回るようになった赤ちゃんがいるご家庭で、まず行ってほしい安全対策が、3つあります。
- テーブルや食器棚などの角やフチに、頭や顔をぶつけたときの「ぶつける対策」
- コンセントを引っこ抜いたり、コンセントの差込口をさわる「感電対策」
- 網戸などからの飛び出しをふせぐ「転落対策」
です。
「ベビーガード」シリーズには、どんな室内の安全対策が必要であるかが一目でわかるように、商品パッケージにマークをつけました。
ぶつける対策!テーブルや家具の角にはクッションを
浦辺さん:室内の身近な危険としては、テーブルや食器棚などの角やヘリで頭をゴチン、ですよね。
ぶつからないのが一番ですが、大人が赤ちゃんから片ときも離れない、というのはちょっと難しいので、赤ちゃんが頭や顔をぶつけてしまったとしても、大ケガをしないようにしてあげることが大切です。
テーブルや家具などのヘリにはマルチクッションを
浦辺さん:リッチェルの「ベビーガード マルチクッションR」は、やわらかい素材と中空構造が、ぶつかったときの衝撃を吸収してくれます。
目立ちにくいクリア素材なので、インテリアにも溶け込みますよ。
芝田さん:テーブルや家具のヘリにも角にも取り付けることができます。
好きな長さにハサミでカットして使っていただけますし、色々な形状の角にフィットしますよ。
浦辺さん:マルチクッションは粘着テープで簡単に取り付けできますが、赤ちゃんにははがしにくくできています。
テーブルや家具の角にはコーナークッションがおすすめ
浦辺さん:テーブルや家具の角に特化したものなら、「ベビーガード 目立たないコーナークッション」や「ベビーガード はがせるコーナークッションR」がおすすめです。
「ベビーガード 目立たないコーナークッション」は透明感がありどんな家具の色にもマッチしますし、「ベビーガード はがせるコーナークッションR」はしっかり貼れて、不要になったらきれいにはがせる特殊両面テープを使用しています。
どちらも柔らかい素材でしっかりとした厚みがあり、赤ちゃんがぶつかったときの衝撃をやわらげてくれますよ。
――赤ちゃんは体の大きさに対して頭が大きく重いため、よく転びがちですよね。
浦辺さん:転んだときに床のおもちゃなどで頭を打たないよう、こまめに床を片付けるのも大切ですね。
感電対策!コンセントのいたずら・ビリビリを防ぐ
――次に、感電対策について教えてください。
コンセントは、ハイハイをしていったとき、ちょうど赤ちゃんの目の高さにあるので、困っているママがたくさんいると思います。
芝田さん:赤ちゃんの感電事故で多いのは、コンセントの差込口に指を入れたり、金属のヘアピンやクリップを入れてしまったりする事故です。
普段使わないコンセントの差し込み口は、コンセントキャップでふさいでしまうことをおすすめします。
また、赤ちゃんには外しにくい構造になっているコンセントキャップを使うことが大切です。
赤ちゃんが簡単に外せるものは、感電対策としても不十分ですし、外したキャップを飲み込んでしまう恐れもあります。
コンセントキャップで、差し込むだけのかんたん感電対策
芝田さん:リッチェルの「ベビーガード コンセントキャップR」は、差し込むだけで簡単に装着できます。
しかも、キャップを奥まで差し込めば、赤ちゃんの力では簡単に外すことはできません。
コンセントの引き抜き対策には、コンセントフルカバーを
芝田さん:リッチェルの「ベビーガード コンセントフルカバーR」は、コンセントを使用したまま、カバーすることができます。
家庭用の電化製品は感電の危険性が低いと思っている方も多いのですが、赤ちゃんは思いがけない行動をとることがあります。
赤ちゃんがコンセントを引き抜かないように、ぜひ、コンセントガードを使ってほしいです。
浦辺さん:赤ちゃんの感電対策はもちろんですが、コンセントカバーをつけることで、コンセントプラグの引き抜きによる、パソコン・録画データの消失も防いでくれます。
――赤ちゃんが、カバーをパカッと開けてしまいませんか?
浦辺さん:もちろん、赤ちゃんには簡単には開けられない構造になっています!
芝田さん:マルチメディアコンセントに対応した、2連タイプや3連タイプのものもありますよ。
転落対策!鍵のない網戸からの転落をガード
浦辺さん:網戸からの転落対策も重要です。
芝田さん:網戸には、鍵がありませんからね。
――確かに!それに、網戸は軽いので、赤ちゃんの力でも簡単に開け閉めできますよね。
芝田さん:しっかり窓が閉めてあるのが安全対策としては理想的ですが、空気の入れ替えをしたいときなどもありますし。
赤ちゃんが勝手に網戸を開けてしまうのを防ぐ、網戸ストッパー
芝田さん:リッチェルの「ベビーガード 網戸ストッパーR」は、粘着テープで簡単に取付けできます。
施錠・解錠が片手で簡単にできますよ。
そのほか、室内にはこんな危険も!
芝田さん、浦辺さんに聞いた「ぶつける」「感電」「転落」のほかにも、室内には、ドアや引き出しでの指はさみや、キッチンへの侵入、誤飲、やけどなど、赤ちゃんにとって危険が多くあります。
室内にはどのような危険があり、どう対策すれば良いのかを、以下でご紹介していきます!
指はさみ
赤ちゃんにとって、ドアや引き出し、開き戸はとても気になるもの。
遊びながら開け閉めするうちに、指をはさんだり、蝶番(ヒンジ)に指を入れたりすることも・・・。
事故が起こる前に、次のような対策をしておくと安心です。
ドアに
開き戸に
冷蔵庫の引き出しに
その他、小さな引き出し・引き戸・開き戸などに
気をつけて室内を見てみると、意外とたくさんの扉や引き出しがあるのに気がつきます。それぞれの場所に適したグッズで対策をしておきましょう。
誤飲
赤ちゃんは何でもお口に入れたがるもの。
たばこやライター、電池、マグネット、医薬品、マニキュアや除光液、ピン、クリップ、コイン、防虫剤、洗剤、その他赤ちゃんのお口に入る恐れのあるものは、すべて赤ちゃんの手の届かないところに片付けて、引き出しや扉が開かないようロックをかけておくのが大切です。
お部屋を片付けると掃除がしやすくなりますし、赤ちゃんにとって危険なものも発見しやすくなります。
ケガ
包丁やスライサー、はさみ、カッター、かみそりなどの刃物や、鍵やクリップなどの金属製品、ペン先や、とがった部分のあるおもちゃだけでなく、回っている扇風機の羽根に触る、など赤ちゃんのケガの原因は様々。
危険なものが入っているキャビネットなどは、赤ちゃんが勝手に開けられないようにしておきましょう。
地震
地震はいつ起きるか分からないものですが、近年の地震では、負傷者の約半数が家具類の転倒・落下・移動が原因とか。
赤ちゃんのいるお部屋には、普段から不必要な物は置かないようにしておきましょう。
あらかじめ家具やテレビは金具や固定グッズで固定し、キャスター付きの家具は、キャスターにロックをかけておきます。
扉があるものは、開き戸ロックなどを使って開かないようにしておくと良いでしょう。
室内の安全対策をして、赤ちゃんがのびのびと動き回れるように
今日は、ハイハイをするようになった赤ちゃんがいるご家庭におすすめしたい「ぶつける」「感電」「転落」対策について聞きました。
赤ちゃんは、昨日できなかったことが、今日できるようになっていることもあります。
赤ちゃんから目を離さないことが安全対策の基本ですが、赤ちゃんはちょっとしたスキに思わぬ所に近づいていってしまうことも。
赤ちゃんが安全にのびのびと動き回り、また、ママがゆったりとした気持ちで赤ちゃんを見守ることができるように、ぜひ室内の安全対策を行ってみてくださいね。