リッチェルのベビー用品『トイレサポートステップ』をはじめ、介護用品、ハウスウェア用品が「2022年度グッドデザイン賞」を受賞。
当社過去最多の３商品受賞！
株式会社リッチェル（本社：富山市、代表取締役：渡辺信樹）のベビー用品『トイレサポートステップ』、ハウスウェア用品『アライス 腰かけ』、介護用品『使っていいね! すくいやすいお皿』の3商品が、「2022年度グッドデザイン賞」を受賞しました。受賞商品と審査員の評価コメントは以下のとおりです。
受賞商品詳細
受賞対象名：トイレサポートステップ
・デザイナー：松田陽一、番匠香純
・商品概要
トイレトレーニング中の子どもが便器に1人で上り下りができて、さらに足がしっかり着くため、力みやすい姿勢でしっかり踏ん張ることができるステップです。２段式 ステップは子どもが自分で上り下りできる高さです。
・審査委員の評価コメント
本人にとっても保護者にとっても育児における大きなステップとなるトイレトレーニング。一人で出来るという自信へ繋げるために多種の既製品が開発されているが、当製品は感染対策へ意識が高まる中、単一素材の成形品であるためメンテナンス性が高く衛生面に優れた点が特に評価された。多数のパーツが組み合わさって複雑な構成となっているものや、トイレ空間という限られたスペースで使うには大きすぎるものなど、ちょうど良いものを探すのに悩ましいカテゴリーの中で、これこそが定番となる製品が生まれたことが嬉しく感じられる。こどもの成長の過程において一時的に使うものではあるが、その大切な挑戦の期間を親としても温かく見守ることのできる製品である。
受賞対象名：アライス 腰かけ
・デザイナー：浦辺諭
・商品概要
「洗いやすい」にこだわった浴室用腰かけです。汚れが溜まりやすい排水穴と裏側のリブ、排水穴を無くすことで楽に掃除ができます。水は背もたれ側のくぼみから排水されるので座面に水が溜まりません。裏側のリブの無い形状はなめらかで洗いやすく、簡単に汚れが落ちます。毎日の掃除が楽になり快適なバスタイムを過ごせます。
・審査委員の評価コメント
一見従来のバスチェアとの差異が無いような佇まいを見せているが、バス・キッチンなどのライフケア用品だけでなくエクステリア用品の企画製造販売を行う企業ならではの強く潔いメッセージが感じられた。水や湿気と共にある製品開発には、高いメンテナンス性が求められる。この製品は掃除の行いやすさという視点から、製品の凹凸を強度面も含め丁寧に見直されている。特に従来のバスチェアが当たり前のように持っていた水抜き穴に対して雨どいのような水を流す造形をうまく取り込み、裏表両面とも洗いやすい形状を生み出した。水垢が付着する側面も大きな開口を設けることで清掃時にスポンジで磨くための面積を減らしており、ユーザーの声に丁寧に応えた製品である。
受賞対象名：使っていいね! すくいやすいお皿
・デザイナー：三輪久夫、番匠香純
・商品概要
介護者が被介護者に食事を手伝う際や、手や指に不自由がある人等の食事を負担なくスムーズにするための食器です。角に食品を集めやすい形状で、食器を置いたままでも滑りにくい滑り止め付きです。
・審査委員の評価コメント
高齢化社会において、介護用品の需要も高まってきている。「使っていいね! すくいやすいお皿」は、皿から食べ物を簡単にすくいやすい、という機能を有しており、高齢者や障害を抱えたユーザーにも使いやすいようにデザインされている。食べ物をカトラリーですくいやすくするための縁の形状や、手にかかり持ち上げやすくする丸み、底面にゴム足の滑り止めをつけているなど、食べ物をこぼさずすくうためのさまざまな機能がシンプルな形状の中に盛り込まれている。見た目も介護用品をあまり感じさせないデザインにしており、「みんなと同じものを使いたい」ユーザーに配慮している点も好印象だった。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社リッチェル
〒939-0592 富山県富山市水橋桜木136 www.richell.co.jp
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（2022/10/12）