バウンサーとハイローチェアはどっちがおすすめ?特徴の違いをもとに解説

赤ちゃんの成長に合わせてバウンサーとハイローチェアを導入し使い分けることで、赤ちゃんはリラックスして過ごしやすく、親は快適に育児に取り組めるようになります。寝かしつけやすさの点でも非常に重宝する育児アイテムです。

ただバウンサーとハイローチェアのどちらを買うべきか、これらの製品の違いは何かなどを理解できている方は少ないと思います。

本記事では、バウンサーとハイローチェアの基本的な違いと、どちらを買うべきかの基準やおすすめできる人の特徴を解説します。各家庭に合った製品を選んで育児を快適に進めていきましょう。

バウンサー・ハイローチェアとは?違いの前に特徴をそれぞれ説明

バウンサーとハイローチェアは、どちらも赤ちゃんを乗せて揺らし安全な居場所を提供する育児グッズですが、特徴が異なります。

以下ではそれぞれ独自の機能と利点を個別に解説します。

  • バウンサー|赤ちゃんを乗せてあやせるベビー用品
  • ハイローチェア|簡易ベッド・椅子の両方として使えるベビー用品

バウンサー|赤ちゃんを乗せてあやせるベビー用品

バウンサーは、赤ちゃんをあやせるように設計されたベビー用品です。軽量で持ち運びが容易なため、家の中で簡単に移動させられます。赤ちゃんをバウンサーに座らせると、自然な揺れで赤ちゃんを落ち着かせるのが特徴です。

バウンサーの揺れ方は、上下動のバウンシングタイプとゆりかごのように揺れるロッキングタイプの2種類です。また、多くのバウンサーには赤ちゃんの成長に合わせてリクライニング機能が備わっており、リラックスタイムに最適な角度に調整できます。安全ベルトやおもちゃをつけるバーなどの追加機能を備えた商品も多いです。

折りたためるタイプのバウンサーもあるので、使用状況に合ったタイプを選びましょう。

ハイローチェア|簡易ベッド・椅子の両方として使えるベビー用品

ハイローチェアは、赤ちゃんの寝かしつけや食事時の椅子として使用される多機能なベビー用品です。主な目的はスイング機能を利用して赤ちゃんを寝かしつけることで、特徴であるスイング機能には電動タイプと手動タイプがあります。電動タイプは一定のリズムで動くので便利ですが、手動タイプに比べてやや高額です。

また高さ調節が可能なため、用途に合わせて使用できる点も特徴の1つです。椅子にしてテーブルで一緒に食事をしたり、ベッドのようにしておむつ替えに使用したりと幅広く活用できます。

カバー部分には防水加工が施されたナイロンやポリウレタン素材が使われており、ミルクや食べ物をこぼしてもすぐに拭き取れるため、お手入れが簡単です。さらに、取り外し可能なカバーは洗濯機で洗えるため、衛生的に保てる点も普段使いに適するポイントといえます。

移動が簡単なキャスター付きモデルもあり、家の中での使用に便利です。

【項目別】バウンサーとハイローチェアの違い

以下ではバウンサーとハイローチェアの違いを項目別に詳しく解説します。比較する項目は下表の通りです。

カテゴリ バウンサー ハイローチェア
使用期間 生後1ヶ月から体重13kg(1歳半〜2歳頃まで) 生後すぐから4歳頃まで
サイズ(収納)・高さ 幅約40cm × 奥行き約80cm × 高さ約70cm 幅約60cm × 奥行き約70cm × 高さ約100cm
使い勝手・持ち運びやすさ 軽量でコンパクト、持ち運びが簡単 持ち運びには不向き
費用感 シンプルな構造で低価格 多機能で高価

使用期間

バウンサーは、生後1ヶ月から体重が約13kg(1歳半〜2歳頃)までの赤ちゃんに適しています。商品ごとに使用期間が異なるため、気になっている商品は確認しましょう。赤ちゃんが体勢を自分で変えたり、歩き始めたりすると座ってくれない場合もあります。

ハイローチェアは生後すぐから使用でき、4歳頃まで長い期間使える点が魅力です。0〜6ヶ月頃は、簡易ベッドとして寝かしつけやおむつ交換に使用できます。7〜18ヶ月頃は離乳食時の食事用の椅子として、18ヶ月以降は椅子として使用できます。

サイズ(収納)・高さ

バウンサーのサイズは、幅約40cm × 奥行き約80cm × 高さ約70cmが相場です。収納時の大きさは、折りたたむと奥行きが約10cmになるものもあります。高さは使用状況に応じて40〜60cmまで調整可能です。

ハイローチェアのサイズは、使用時で幅約60cm × 奥行き約70cm × 高さ約100cm(最大)、座面サイズは幅約30cm×奥行き約30cmが目安です。座面の高さは調節可能で、リクライニング機能も備えています。サイズが大きく重量もあるため、選ぶ際にはスペースや持ち運ぶ必要があるのかを考慮する必要があります。

使い勝手・持ち運びやすさ

バウンサーは軽量コンパクトで持ち運びが簡単なため、キッチンやリビング、寝室など、家中どこでも使用可能です。外出先や実家への帰省時にも活用できます。折りたためるため収納に幅をとりません。一方、ハイローチェアはサイズが大きく重いため、持ち運びには不向きです。

しかし、キャスターがついているので、部屋の移動程度なら移動できるでしょう。それぞれ特徴が異なるため、使用目的に応じて選んでください。

費用感

バウンサーとハイローチェアの予算面での違いは、主に機能面と使用期間に関係します。

バウンサーは比較的シンプルな構造でリーズナブルですが、一方のハイローチェアは多機能で電動タイプの場合は特に高価です。生後すぐから約4歳までという長い期間、簡易ベッドや椅子として使用でき、高さ調整機能やキャスター付きモデルなどもあります。

初期投資は高くても、長期にわたって使用することを考慮するとハイローチェアはコストパフォーマンスが良いといえるでしょう。

バウンサーとハイローチェアのどっちがいい?おすすめの人の特徴を紹介

赤ちゃんのことで悩む夫婦

どちらの製品が家庭に最適かは、使う人のライフスタイルやニーズによります。以下で各製品がおすすめな人の特徴を解説します。

  • バウンサーがおすすめな人
  • ハイローチェアがおすすめな人

バウンサーがおすすめな人

バウンサーがおすすめなご家庭の特徴は以下の通りです。

  • 家の中のいろいろな場所で使いたい
  • スペースが限られている
  • 他の場所(実家や外出先など)でも使いたい
  • コストパフォーマンスを重視する
  • 短期間の使用で問題ない

バウンサーはその携帯性と設置の簡単さから、多様な生活スタイルや環境へ柔軟に対応します。

特に、さまざまな場所で一時的に使用する家庭や、予算的にもリーズナブルなためお試しで使ってみたい家庭に最適です。赤ちゃんを穏やかに揺らしてリラックスさせる機能は、ぐずった時にあやす場合にも役立ちます。

ハイローチェアがおすすめな人

ハイローチェアがおすすめなご家庭の特徴は以下の通りです。

  • 寝かしつける時に使いたい
  • 生後0ヶ月から使いたい
  • ダイニングテーブルで食事をしている
  • 兄弟やペットがいる
  • 1つのベビー用品を長く使いたい

ハイローチェアは生後0ヶ月から使用可能で、成長に合わせて長期間利用できるため、長く使いたいと考える家庭に適しています

また、高さ調節が可能なため、ダイニングテーブルで食事をする家庭では、家族と同じ目線で赤ちゃんも過ごせます。

さらに使用場所がワンフロアの場合、キャスター付きのバウンサーは家事をしながらでも赤ちゃんを常に見守れる位置にバウンサーを動かせるためおすすめです。

バウンサーとハイローチェアを目的ごとに使い分けると便利

バウンサーとハイローチェアは、それぞれ異なる用途で赤ちゃんの育児をサポートします。バウンサーはコンパクトで持ち運びが容易なため、台所や脱衣所など狭いスペースでの使用に便利です。軽量で移動が簡単なので、家中どこでも使えます。

一方、ハイローチェアは高さ調節が可能で、ダイニングテーブルでの食事やおむつ替えに適しています。リクライニング機能もあり、赤ちゃんの成長に合わせて長期間使用できます

どちらも赤ちゃんの日常生活を快適にし、育児の利便性を高めるアイテムです。使用シーンに応じて使い分けることで、効果的に活用できます。

バウンサー・ハイローチェアを使う上での注意点

バウンサーやハイローチェアを使用する際には、いくつかの注意点があります。以下の点に注意して使用すれば、赤ちゃんと親の両者が安心して快適に使用できます。

  • 転倒防止のためにベルトを着用させる
  • 1時間以内を目安に使う
  • ハイローチェアのスイング機能は腰がすわったら使うのをやめる

転倒防止のためにベルトを着用させる

バウンサーやハイローチェアを使用する際は、常に安全ベルトを着用させることが大切です。安全ベルトは赤ちゃんが予期せず動いても転倒や滑り落ちるリスクを減らすためのものです。

さらに、使用中は常に赤ちゃんから目を離さず、安全を確保してください。赤ちゃんが急に動いたり、不意にバウンサーやハイローチェアから出ようとしたりする場合に常に備えましょう。

1時間以内を目安に使う

バウンサーやハイローチェアの使用は、連続で1時間を目安にすることが推奨されています。長時間同じ姿勢でいると、赤ちゃんの発達に悪影響を及ぼす可能性があるためです。赤ちゃんの背骨や首の筋肉はまだ発達途中なので、長時間同じ体勢で身体を圧迫することは避けましょう

定期的に赤ちゃんの姿勢を変えるなど、適切なサポートと休息が大切です。寝かしつけで使用した後は、しっかり眠ったことを確認しベビーベッドや布団に移動しましょう。

ハイローチェアのスイング機能は腰がすわったら使うのをやめる

ハイローチェアのスイング機能は、赤ちゃんの腰がしっかりと支えられるまでの間に役立つ機能です。手動タイプでも電動タイプでも、腰がしっかりとすわる前はスイング機能を活用して赤ちゃんを穏やかに揺れ動かして、リラックスさせられます。

しかし腰がしっかりとすわったら、スイング機能の使用を停止して赤ちゃんが自力で座る力を養いましょう。腰がすわると赤ちゃんが体を適切に支えられなくなる可能性があるため、安全を最優先に考えることが重要です。

バウンサー・ハイローチェア両方の機能を備えたリッチェル「スヤリー」がおすすめ

リッチェルのスヤリー
商品名 スヤリー
対象月齢 1カ月~24カ月
身長目安 86cm
サイズ 49×82.5×54・64・73H
詳細 公式ショップへ

リッチェルの「スヤリー」は、バウンサー機能と、ハイローチェアの機能の一部を取り入れたベビー用品です。安全ベルト付きで、赤ちゃんが快適に過ごせるようにリクライニング角度も調整可能です。大きな幌が日光を遮り、静かな環境を提供します。

特に注目したいのは、おしりが自然に沈み込む形状のシートが赤ちゃんの背中を優しく支え、理想的な「まんまるねんね」を実現する点です。リクライニング機能を活用すればシートをフラットな状態にでき、寝かしつけや休息時にも役立ちます。全面メッシュ仕様のシートは通気性に優れており、蒸れを防いで赤ちゃんの快適さを保ちます。

さらに、自然で優しい揺れが赤ちゃんの心を落ち着かせ、まるで抱っこされているような安心感を提供します。「スヤリー」は赤ちゃんの健やかな成長と快適な育児をサポートする、頼れる一台です。

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バウンサーとハイローチェアの違いを理解して適切なものを使いましょう

赤ちゃんを寝かしつけるお母さん

バウンサーとハイローチェアは適齢期やおすすめの使用環境が異なるため、家庭の状況に合わせて選ぶことが大切です。

また、使う際もポイントに注意することで親子ともに安心・安全に使用でき、快適な時間を過ごせます。

バウンサーとハイローチェアのどちらを買うか迷い中の方で、特に寝かしつけを重視したい方は、リッチェルの「スヤリー」がおすすめです。新生児期から長期間使用でき、赤ちゃんの快適性を最大限に考慮しています。

「スヤリー」は操作が簡単で、赤ちゃんの成長に合わせて長く使えるため、親御さんの育児をしっかりサポートします。快適な育児ライフを実現したいご家庭にぜひ取り入れてみてください。

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