目次
トイレトレーニングを始めるときには、おまるか補助便座を用意しましょう。
おまると補助便座には、それぞれの良い点と悪い点があります。どちらが自分の子どもに合っているか迷っている方も多いでしょう。
そこで本記事では、おまると補助便座のどちらを選べばよいのかを分かりやすく解説します。
また、トイレトレーニングを始める時期や、おすすめのグッズも紹介します。これからトイレトレーニングを始める方は、ぜひ参考にしてください。
トイトレにはおまると補助便座はどちらがいい?違いと適性を解説
トイトレでおまると補助便座どちらを使用するか迷った時には、それぞれのメリット・デメリットを比較することをおすすめします。
- おまるのメリット・デメリット
- 補助便座のメリット・デメリット
ここでは、おまると補助便座の特徴をそれぞれ紹介します。メリット・デメリットを比べてみて、お子さんに合う方を選んでみてください。
おまるのメリット・デメリット
おまるとは、持ち運びができる幼児用の便器です。床に置いた状態で、子どもが座ったりまたいだりして使用します。サイズや使用方法、デザインにさまざまな種類があるのが特徴です。
おまるのメリット・デメリットは以下のとおりです。
おまるのメリットは以下の通りです。
- リビングや寝室など場所を問わず設置できる
- 足が床に着くので排泄時に踏ん張りやすい
おまるは持ち運びができ、リビングや寝室などトイレ以外の場所でも使用できます。トイレの空間が苦手に感じている子どもでも、使用しやすいのが特徴です。
場所を問わず使用できるため、夏や冬などの気温の変化も関係なく、快適な場所でトイトレを進められます。
また、おまるは子供の体に合わせたサイズで作られているため、足を床につけられるのもメリットです。子どもは、座る体勢にまだ慣れておらず、体幹が未熟です。
両足を床につけられると、体幹が未熟な子どもでも踏ん張りやすく、トイトレが成功する可能性は高くなるでしょう。
おまるのデメリットは以下の通りです。
- 排泄後に毎回洗浄や消毒など手入れの手間がかかる
- おまるを続けても別途トイレの空間に慣れる必要がある
おまるの大きなデメリットは、使用後のお手入れに手間がかかることです。
おまるは子どもが使用した後に毎回洗浄や消毒をすることも必要です。忙しい育児の合間に、おまるのお手入れを負担に感じる方もいるでしょう。
また、おまるで排泄ができるようになったら、次はトイレで排泄できるようにしなければなりません。トイレ空間に慣れさせる手間がかかることも、おまるのデメリットといえます。
補助便座のメリット・デメリット
補助便座とは、大人用の便器の便座に取り付けて使用するアイテムです。
大人用の便座よりも一回り小さく設計されており、子どものお尻が便座から落ちることを防ぎます。
補助便座のメリット・デメリットは、以下のとおりです。
補助便座のメリットは以下の通りです。
- トイレの空間や使い方に近い形でトイトレが進められる
- 使った後に洗う手間がない
補助便座は、便器に付けて使用するため、始めからトイレの空間や使い方に近い形でトイトレを進められます。
排泄ができるようになってから、トイレでの排泄に慣れさせる必要がないため、トイトレのステップを減らせるのがメリットです。
また、補助便座は使用するたびに洗浄や消毒をする必要がありません。
使用後はトイレットペーパーで拭いて水を流すだけなので、お手入れの手間が最低限で済みます。忙しいママやパパにとっては嬉しいポイントです。
補助便座のデメリットは以下の通りです。
- 足がつかないため踏ん張りにくい
- トイレや補助便座の不安定さに怖がる子もいる
補助便座は、大人用の便器に設置して使用するため、踏み台を用意しなければ子どもの足が地面につきません。両足が浮いた状態になると、うまく体に力を入れられずに排泄ができないケースもあります。
そのため、補助便座を使用する際には、踏み台やステップなどを用意した方がよいでしょう。
また、補助便座はトイレ以外の場所では使用できません。トイレの空間や補助便座の不安定さを怖がる子どもは、補助便座での排泄が難しい場合があります。
トイレに誘導することにも時間がかかり、トイトレがなかなか進まない可能性も考えられます。
トイトレはいつから始める?目安となるタイミングと行動を紹介

トイトレを始める目安の時期は、2~3歳頃とされています。生後まもなくの赤ちゃんは、膀胱が小さく1日に10〜20回おしっこをします。
1歳半から2歳頃になると、膀胱の容量が増えトイレの間隔が2~3時間に広がるため、おむつを外してトイレトレーニングができるようになるでしょう。
ただし、2歳になったらどの子どもも必ずトイトレが始められるわけではありません。子どもの成長には個人差があります。
以下のような行動ができるようになったら、トイトレの開始を検討してみてください。
- 自力で歩いてトイレまで行き便座に座れる
- 自分の尿意を大人に伝えられる
自分で歩いてトイレに行き、座った姿勢を維持できることは、トイトレには不可欠です。歩けないまたは座れない子どもは、トイトレには早いと考えてよいでしょう。
また、自分の尿意を大人に伝えられるようになるとトイトレがスムーズに進みます。まずは大人が「おしっこでたね」と繰り返し伝えて、子どもに尿意の感覚を覚えさせることが大切です。
トイトレでおまると補助便座どちらを使う?おすすめなパターンを紹介
おまると補助便座の特徴を理解した上で、うちの子どもにはどちらが合うのか分からないという方もいるでしょう。ここでは、おまると補助便座それぞれのおすすめパターンを紹介します。
- おまるがおすすめなパターン
- 補助便座がおすすめなパターン
ぜひお子さんの様子に合うものを選んでみてください。
おまるがおすすめなパターン
以下のような様子がみられる子どもには、おまるでのトイトレがおすすめです。
- トイレに入ることを嫌がる
- 足がつかないためにうまく排泄できない
- トイレの暑さ・寒さが原因でうまくトイトレが進まない
- 家の中でトイレの位置が遠くて間に合わない
トイトレの一番の目的は、おむつではなく自力で排泄をすることです。トイレに入るのを嫌がる場合や、トイレの暑さ・寒さが原因で排泄ができない場合は、おまるの使用をおすすめします。
おまるは場所を選ばず使用できるため、トイトレがスムーズに進む可能性があります。
また、踏ん張る力が弱い子どもにもおまるがおすすめです。おまるは、両足を地面につけた状態で排泄できるため、力を入れやすく排泄が成功する可能性が高くなります。
おまるで成功体験を積み重ねることで、トイトレにチャレンジしやすくなるでしょう。
補助便座がおすすめなパターン
補助便座は、以下のような子どもにおすすめです。
- 早めにトイレでの排泄へ慣らしたい
- トイレの空間や大人用の便座を嫌がらない
- グッズ使用後のお手入れに手間をかけたくない
- 外出の機会が多い
おまるは、ある程度の大きさがあり、使用後にお手入れが必要になるため、持ち運びには不向きです。
日頃から外出する機会が多い場合は、補助便座を使用してトイトレを進めた方がよいでしょう。補助便座は折りたたみ式も販売されており、持ち運びに便利なものもあります。
ただし、補助便座でトイトレを始めると、慣れるまでに時間がかかる可能性があります。
補助便座での排泄が思うようにできない場合は、まずはおまるでの成功体験を増やしてから、徐々に補助便座に移行してみてください。
トイトレが補助便座でうまくいかない時にはおまるに戻してもOK

子どもが補助便座に慣れない場合は、無理に補助便座でのトイトレを進める必要はありません。補助便座で排泄できない時は、一度おまるに戻して成功体験を増やしてあげましょう。
子どもによって、トイレの空間や大人用の便器に慣れる速さは異なります。
子どもの成長や慣れに合わせて、徐々に大人と同じトイレで排泄できるように移行していくことが大切です。
また、補助便座で踏ん張れない様子であれば、踏み台となるグッズを利用するのも1つの方法です。
踏み台があると、おまると同じように両足をつけて踏ん張れるようになるため、うまくトイトレを進められる可能性があります。
トイトレをスムーズに進めるためのおまる・補助便座の選び方

トイトレをスムーズに進めるには、子どもに適したおまる・補助便座を購入する必要があります。ここからは、おまる・補助便座の選ぶ時のポイントを紹介します。
- 子どもが排泄に適した体勢を作りやすい形状
- 親子でトイトレを進めやすい環境
- 子どもがより排泄しやすい材質
- トイトレグッズの手入れの負荷
これからおまるまたは補助便座を購入しようとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。
子どもが排泄に適した体勢を作りやすい形状
おまる・補助便座を選ぶ際には、排泄に適した体勢を作りやすい形状か確認しましょう。
両足が地面につき、しっかりと踏ん張れる体勢を作れる商品であれば、排泄が成功する可能性が高くなります。
持ち手があるおまるや補助便座であれば、より安定して座れるため、力みやすくなります。
また、大人用の便器の便座に近い形で、前傾姿勢をとりやすい商品を選ぶこともポイントです。
男の子は座って排泄する際に、尿を出す方向が定まりにくいとされています。排泄を成功させるためには、おまるや補助便座の形状をしっかり確認することが大切です。
親子でトイトレを進めやすい環境
トイトレを始める際には、親の目が届き安心できる場所で進めるか、トイレに早く慣れさせるかによって、選ぶ商品が異なります。
尿意を感じたらすぐに排泄できるリビングや寝室でトイトレを進める場合は、おまるを選びましょう。おまるは使う場所を選ばないため、トイレ以外の場所でトイトレを進められます。
一方、トイレに早く慣れさせたい場合や、すでにトイレの空間を怖がらない場合には、補助便座を使用します。
補助便座は大人用の便器に取り付けて使用するため、おまるよりも早くトイレでの排泄に慣れる可能性が高いでしょう。
トイトレを進めたい場所に合わせておまる・補助便座を選んでみてください。
子どもがより排泄しやすい材質
補助便座を選ぶ時には、子どもが座る部分の材質をチェックしておきましょう。
一般的に、補助便座はソフトタイプとハードタイプの2種類に分けられます。ソフトタイプは、柔らかい素材でできており、長時間座っていてもお尻が痛くなりにくい仕様です。
一方、ハードタイプは、硬い素材でできており、ぐらつかず、安定感があるのが特徴です。
便座に座った時のひんやり感が苦手な子どもには、ソフトタイプの補助便座を選びましょう。
まだ座る姿勢に慣れておらず、ぐらついてしまう子どもには、ハードタイプを選ぶと安定して座る姿勢を維持できます。
子どもの様子に合った材質を選びましょう。
トイトレグッズの手入れの負荷
トイトレは、子どもと一緒に親がサポートをしながら進めていきます。そのため、お手入れに時間がかかりすぎる商品は、避けた方がよいでしょう。
例えば取り外せない部品が多いおまるや補助便座は、拭き掃除に手間がかかり、汚れが落としにくい可能性があります。
付属部品を外して丸洗いできる商品であれば、簡単にお手入れができて、衛生的に保てるでしょう。
汚れたおまるや補助便座は不衛生なだけでなく、子どもがトイレを嫌がる原因にもなります。
なるべくお手入れに手間がかからないように、複雑な構造をしていないおまるや補助便座を購入しましょう。
選び方の補足|おまると補助便座を兼用できるトイトレグッズを選ぶのも手

おまるまたは補助便座のどちらを購入するか迷っている方は、おまると補助便座どちらも兼用できるトイトレグッズを選ぶことをおすすめします。
兼用できるトイレグッズであれば、おまるでのトイトレを始めて、慣れてきたら補助便座として使用できるため、子どもの成長に合わせてスムーズにステップアップ可能です。
買い替えが面倒な方や、長く使用できる商品を探している方は、ぜひ兼用できるトイレグッズを検討してみてください。
子どものトイトレにはリッチェルの「トイサポ おまる・補助便座」がおすすめ

トイサポ おまる | トイサポ 補助便座 | |
価格(税込) | 6,600円 | 3,850円 |
サイズ | (cm) | (cm) |
詳細 | 公式ショップへ | 公式ショップへ |
子どものトイトレをスムーズに進められる商品を探している方には、リッチェルの「トイサポ おまる・補助便座」がおすすめです。
トイサポシリーズのおまると補助便座は、座面の形状にこだわって作られており、座るだけで自然と前傾姿勢になれるのが特徴です。
排泄に適した姿勢で座れるため、子どものトイトレに適しています。

またトイサポシリーズの補助便座は、近年の便器に適した形状をしており、便器設置後にがたつく心配がありません。
座った姿勢を保つことが難しい子どもでも、安全に使用できます。
取っ手がついており、踏ん張りやすくなっているため、トイトレをスムーズに行いたい方におすすめの商品です。
リッチェルでは「トイサポ おまる・補助便座」と一緒に使うと便利なグッズも合わせて発売中

リッチェルでは、トイサポシリーズのおまる・補助便座をより使いやすくするグッズも展開しています。
ここでは、トイレで使用できる踏み台と、補助便座用のスタンドを紹介します。
- トイレサポートステップ スリム|大人用の便座でも足がつくようになる
- トイサポ 補助便座スタンド|おまる・補助便座が幅を取らずに収納できる
それぞれのサイズや価格帯も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
トイレサポートステップ スリム|大人用の便座でも足がつくようになる

商品名 | トイレサポートステップ スリム |
価格(税込) | 1,650円 |
サイズ | 46.6×23×25H(cm) |
詳細 | 公式ショップへ |

トイサポシリーズのステップは、大人用便器の踏み台として使用するアイテムです。
ステップの側面から上れるデザインが大きな特徴です。子どもが使用した時に、体を90度回転させるだけで補助便座に座れるようになっています。
2~3歳の子どもでも使いやすいステップです。
また、スリムなサイズに設計されており、使用しない時は収納に困らないサイズ感になっています。
トイレに置きっぱなしの状態でも、トイレのデッドスペースを有効活用できるため、狭いトイレでも使用しやすい商品です。
トイサポ 補助便座スタンド|補助便座が幅を取らずに収納できる

商品名 | トイサポ 補助便座スタンド |
価格(税込) | 1,320円 |
サイズ | (cm) |
詳細 | 公式ショップへ |
トイサポシリーズの補助便座スタンドは、補助便座を引っ掛けて収納できる商品です。
安定感のある作りで、倒れにくくなっています。そのため、大人だけでなく、子どもでも補助便座を簡単に引っ掛けられます。
また、補助便座の上下どちらでも引っ掛けられるため、補助便座の収納に便利なアイテムです。
トイトレで使うおまる・補助便座選びにお悩みならリッチェルのトイサポシリーズ
おまると補助便座には、それぞれメリットとデメリットがあり、トイトレの目的や子どもの性格に合わせて選ぶことが大切です。
トイレの空間や大人用の便器が怖い子どもは、おまるを使用して、成功体験を増やすことをおすすめします。
また、トイレの空間に慣れている場合や、外出の機会が多く、早くトイレで排泄をする習慣をつけたい場合は、補助便座を使用してトイトレを進めていきましょう。
トイトレをスムーズに進められるアイテムを探している方には、リッチェルの「トイサポシリーズ おまる・補助便座」がおすすめです。
これからおまるや補助便座を揃えようと考えている方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。