「夜泣きが続いて夜が来るのが怖い」「何をどうやっても全然寝てくれない」
毎晩夜泣きが続くとママもパパも寝不足で疲れが取れず、途方に暮れてしまう方も多いのではないのでしょうか。
どんなに手を尽くしても全然泣き止まないときは、本当に困ってしまいます。何日も寝不足が続いてイライラしてしまい、気持ちに余裕がなくなり子供のお世話もとても大変ですよね。
夜泣きの原因は何なのか、朝まで眠ってくれるためにはどうすればいいのか、対策をご紹介します。家族みんなが朝まで眠り、毎日笑顔で過ごす為にもぜひ実践してみてください。
赤ちゃんの夜泣きとは?起こりやすい年齢も紹介

夜泣きとは、これといった原因もなく夜中に突然起きて、激しく泣き続ける状態を指します。
おなかが空いている、オムツが濡れているなど原因がはっきりとわかる場合は、夜泣きには含まれません。
夜泣きは、とても個人差があるものだということを覚えておいてください。
生後4ヶ月~1歳半頃までに多く見られると言われていますが、睡眠サイクルが完成するまで4歳~5歳まで続いたケースもあります。
夜泣きが始まる時期、夜泣きが落ち着く時期もさまざまで、夜通し泣き続ける子もいれば全く夜泣きがない子もいます。
夜泣きの原因を3つの区分で解説
赤ちゃんの夜泣きの原因は解明されていません。
原因の予想が付くケースもありますが、複数の要因が重なっていたり、そもそも特別な理由がなかったりすることも多いです。
ここでは、夜泣きの原因として考えられる事柄を以下3つの区分で紹介します。
- 原因①生理的な要因
- 原因②外部環境の影響
- 原因③心理的な要因
原因①生理的な要因
生理的な要因は、赤ちゃんが身体的に感じている不快感などです。主な要因として、以下4つが考えられます。
- 睡眠サイクルが不安定である
- お腹が空いている
- おむつが濡れて不快になっている
- 歯ぐずりが起きている
生後間もない赤ちゃんは睡眠サイクルが安定しておらず、深い眠りと浅い眠りを短時間で繰り返すため、夜間でも目覚めやすいです。頻繁に目が覚めてしまうことが夜泣きの原因になります。
また空腹・おむつ汚れ・歯ぐずりがあると、眠いのに眠れない状態に陥り、夜泣きすることも多いです。
特に乳歯が生えはじめる時期は、歯茎に違和感が生じやすくなります。よだれが増えてきたり噛もうとする動作が見られたりする時は、歯ぐすりが起きている可能性が高いです。
参考:はる小児歯科・矯正歯科クリニック「歯ぐずりは赤ちゃんの歯が生えてくるサイン!3つの対策をはじめよう」
原因②外部環境の影響
外部の環境が赤ちゃんの夜泣きに影響している可能性もあります。具体的には以下のとおりです。
- 部屋が明るい・うるさい等で寝にくい
- 暑い・寒いなどで寝苦しい
- 日中に受けた外からの刺激が強すぎて興奮が収まらない
- 直近で生活リズムが乱れた
- 昼寝の時間が長すぎた・短すぎた
部屋の明るさ・温度・静けさは、赤ちゃんの睡眠の質に大きく影響します。
眠りが浅くなった時に、周りが明るかったりうるさかったりすると、目が覚めて夜泣きにつながりやすいです。
また、日中の過ごし方が夜泣きに影響することもあります。
例えば、いつもと違う過ごし方をしてリズムが乱れている時や強い刺激を受けて興奮している時などです。
さらに、昼寝の時間が普段と違うことも夜泣きの原因になります。いつもより寝すぎて眠くなかったり遊びすぎて興奮していたりするためです。
原因③心理的な要因
夜泣きの原因として見落としやすいのが、以下のような心理的な要因です。
- 親を近くに感じられず不安になっている
- 新居など慣れない場所での睡眠で落ち着かない
- 疲れが溜まりストレスを感じている
目が覚めた時にママやパパを近くに感じられないと不安感から泣いてしまうことがあります。
不安感が原因の夜泣きの場合、抱っこなどのスキンシップをとることで、すぐ泣き止む可能性が高いです。
疲れやストレスが夜泣きとなって現れることもあります。寝返りやはいはいで運動量が増えたり、予防接種で大きなストレスがかかったりしている時は夜泣きしやすいです。
また不安感やストレスにもつながりますが、慣れない場所でリラックスして眠れないことも夜泣きの原因になります。
夜泣きがひどい子には特徴がある?
例外もありますが、夜泣きがひどい子には以下5つの特徴があります。
- 寝かしつけに時間がかかる
- 寝てもすぐに起きる
- 昼間はよく寝る
- 感受性が強い
- 刺激を察知しやすい
寝かしつけに時間がかかるなどスムーズに入眠できない子、まだ昼夜の区別がついておらず昼間によく寝る子は夜泣きしやすい特徴があります。
また夜泣きする子のなかには、感受性が強い子や刺激を察知しやすい子も多いです。
日中受けた刺激で興奮状態が続いていたり、物音・温度・明るさに敏感になったりして、頻繁に目覚めやすいことが原因と考えられます。
赤ちゃんの夜泣き対策はこれ!具体的な方法を紹介
赤ちゃんの夜泣き対策を6つ紹介します。赤ちゃんは、一度夜泣きすると泣き止ませるのが大変です。
寝かせる環境の整備や日中の過ごし方から工夫して、なるべく夜泣きを抑えましょう。無理せずできることから試してみてください。
- 寝室の温度・湿度・明るさ・音など睡眠環境を見直す
- 毎朝決まった時間に起こして日中は元気いっぱい遊ばせる
- お昼寝は15時くらいまでに終えて時間も長く取りすぎない
- ミルクをたっぷり飲むなど就寝前のルーティンを決める
- いつまでも泣き止まない・グズグズが続くときはおしゃぶりを使う
- 興奮状態が収まらないときは一度完全に起こしてみる
寝室の温度・湿度・明るさ・音など睡眠環境を見直す
赤ちゃんの寝室は、冬期20℃~25℃程度、夏期は外よりも4℃~5℃低い温度に設定しましょう。湿度は50%が目安になります。
遮光カーテンで部屋を暗くするのも効果的です。寝室をリビングや水回りから遠ざけると静かな環境で赤ちゃんを寝かせられます。
毎朝決まった時間に起こして日中は元気いっぱい遊ばせる
毎朝6時〜7時までには起こしましょう。
日中はおうちの周りのお散歩に出かけたり、支援センターや公園に行ったりと、たくさん体を動かすようにすると適度に体が疲れて、眠りにつきやすくなります。
また、おうちで過ごす日の場合もお庭やベランダに出て日光を浴びて、室内でたくさん体を動かす遊びを一緒に行うことでママの気分転換にもつながります。
夜ベッドに入る時間も一定に保ちましょう。
お昼寝は15時くらいまでに終えて時間も長く取りすぎない

お昼寝の時間が長過ぎると、夜に眠気を感じるまで時間がかかります。
年齢によって理想的な睡眠時間が異なるので、様子を見ながら15時までにお昼寝を切り上げましょう。
夕方に眠そうにしていたら早めにお風呂に入るなど、夕方に寝かせないようにしましょう。
ミルクをたっぷり飲むなど就寝前のルーティンを決める

寝る前に絵本を読む、「おやすみなさい」をいって抱きしめる、子守唄を歌うなど毎日ルーティンを決めましょう。
毎日同じ方法で寝かしつけると、寝る時間だということを赤ちゃんも覚えていきます。
就寝前にミルクをたっぷりと飲ませるのもよいでしょう。温かくしておなかが満たされると、赤ちゃんも深く眠れます。
就寝前の授乳には、リッチェルのはなえみシリーズの哺乳びんがおすすめです。
はなえみシリーズは「赤ちゃんのペースで飲める」を目指した乳首で、ストレスなくミルクを飲めるため、スムーズに入眠しやすくなります。
隅まで洗いやすく調乳しやすい幅広のボトル設計で、パパやママも使いやすいです。
赤ちゃんが成長したら、マグにステップアップできるため長く使えるのもポイントです。
赤ちゃんが泣き止まない時は、おしゃぶりを使うのもおすすめです。
赤ちゃんには、おっぱいを吸うために口に触れたものを無意識に吸う本能が備わっています。おしゃぶりは、赤ちゃんの本能を満たせるため、夜泣き対策として有効です
リッチェルの「吸せつラボおしゃぶり」なら、以下3つの効果を得られます。
- 赤ちゃんの精神が安定して落ち着く
- 入眠のきっかけになる
- 赤ちゃんとのコミュニケーションが取れる
「吸せつラボおしゃぶり」はおっぱいのような自然な乳首形状で、ほ乳動作と同じような口の動きで吸えます。
ママやパパの指を入れられる構造になっており、口元へ運んで吸わせることで、赤ちゃんとのコミュニケーションも可能です。
おしゃぶりは長期的に使用すると歯の噛み合わせに影響する場合があるため、1歳半を目安に卒業させましょう。
興奮状態が収まらないときは一度完全に起こしてみる
どうやっても泣き止まず、興奮状態になっている時は一度しっかり起こしてみましょう。
部屋を明るくしたり部屋を移動して少しだけ遊んであげたりしてからもう一度寝かしつけをすると、すんなり寝てくれる場合があります。
毎日頑張る親御さん向け!原因不明でも夜泣きの対応を頑張り過ぎないで
夜泣きは個人差が大きいため、対策しても解決できるとは限りません。不思議なことに寝る子は何もしなくても寝ますし、寝ない子は何をしても寝ないのです。
夜泣きが続くと、ほかの子と比べたり自分を責めたりしてしまうこともあるでしょう。しかし、夜泣きはいつか必ず終わりが来ます。
できる限り対策したら、夜泣きに対応できる体力と精神力を維持するために、ママ自身のケアも大切にしましょう。
ママは夜泣き対応に加え、慣れない育児と終わらない家事で疲れもたまっているはずです。以下を参考にして、休める時間を確保してください。
- お昼寝の時間に一緒に寝て休む
- パパや家族にお世話を交代してもらう
- 一時預かりや家事代行などを利用して休む時間を作る
- 一人で抱えずに誰かに話をする
- 悩んだら小児科や保健師に相談する
ママが休むことは決して悪いことではありません。赤ちゃんのためにも周りを頼りながら、夜泣きを乗り切りましょう。
赤ちゃんの夜泣きの原因が病気の可能性も?注意すべきサイン

赤ちゃんの夜泣きがあまりにもひどい場合は、病気が原因かもしれません。ここでは夜泣きの原因になる、4つの症状と対処法を紹介します。
該当するものがないかチェックしてください。
- 発熱・咳・鼻水が出ている
- 耳を触る・引っ張る
- むずむずしている・発疹が見られる
- 夜中に突然泣き叫ぶ
発熱・咳・鼻水が出ている
発熱や咳・鼻水の症状がある時は、身体がだるかったり呼吸が苦しかったりして、夜泣きしている可能性があります。
赤ちゃんは、体調が悪くても言葉で伝えられません。夜泣きが体調変化のバロメーターとなることがあります。
時期によっては、インフルエンザやコロナなどを患っていることもあるため、風邪のような症状が見られる時は、小児科を受診してください。
病状が回復するにつれて、夜泣きも改善されていくでしょう。
耳を触る・引っ張る
耳を触ったり引っ張ったりしている姿が頻繁に見られる時は、中耳炎を引き起こしていることがあります。中耳炎は生後半年から2歳頃の罹患率が高いです。
赤ちゃんの場合、鼻や喉の風邪から急性中耳炎に発展する子が多く見られます。
風邪気味の時は鼻詰まりや喉の痛みだけでなく、耳の不調を感じて夜泣きしているケースもあることを覚えておきましょう。
小児科にかかっても改善が見られない場合は、耳鼻科を受診してみてください。
参考:医療法人華風会 ザ・北浜タワー耳鼻咽喉科皮膚科クリニック「中耳炎」
むずむずしている・発疹が見られる
皮膚がむずむずしたりかゆみが生じていたりすることで、夜泣きしている可能性もあります。アトピーや発疹などが、皮膚のむずむず・かゆみの原因になっているかもしれません。
洋服などで目につきにくい部位に、なんらかの皮膚トラブルが隠れていることもあるため、着替えや入浴時には全身をくまなくチェックし、早めに気づいてあげましょう。
気になる症状が見つかった場合は、小児科や皮膚科を受診してください。
夜中に突然泣き叫ぶ
夜中になんの前触れもなく泣き叫ぶ場合は、夜驚症(やきょうしょう)の可能性があります。夜驚症は、突然目を覚まして何かに怯えているように泣き叫ぶ、睡眠障害です。
3歳~6歳の子に多く見られます。3歳頃になっても、生活に支障が出るほど夜泣きがひどい場合は、病院に相談しましょう。
夜驚症は、精神科や診療内科、睡眠外来などで診てもらえます。夜驚症を相談できる小児科もあるため、かかりつけ医に問い合わせてみるのもよいでしょう。
参考:東邦大学医療センター佐倉行院小児科~子どもによくみられる症状空~「夜驚症・夢中遊行症」
夜泣きの原因に応じた対策を打って赤ちゃんの成長を見守りましょう

夜泣きの原因は赤ちゃんによってさまざまです。赤ちゃんを観察して原因を予想し、有効な対策を打っていきましょう。
しかし、赤ちゃんの夜泣きは個人差が大きく、改善しないことも多いです。どんなに夜泣きがひどくても、いずれは朝までぐっすり眠れるようになります。
今は無理せず、休める時に休んで赤ちゃんの成長を見守りましょう。
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