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「離乳食の食べこぼしは仕方ない」とわかっていても毎回盛大にこぼされると、食事の時間が苦痛になってしまいます。
離乳食の食べこぼし対策は「こぼさないようにすること」と「こぼした後の掃除を楽にすること」の2つです。
楽しい食事時間にするためにも、対策を実践して子供が離乳食を食べる様子を温かく見守れる環境を整えましょう。
本記事では食べこぼしの予防と楽に掃除するための対策を紹介します。子供が食べこぼす原因や改善するコツも紹介するため、食べこぼしが減らずに悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
赤ちゃんの離乳食の食べこぼし対策|こぼす前の予防編

まだ上手に食事できない赤ちゃんは食べ物をこぼすことも多いです。
しかし対策することで食べこぼしを予防でき、汚れの程度や頻度を下げられます。ここでは離乳食を始める前に知っておきたい、以下5つの食べこぼし予防について紹介します。
- 子供が使いやすい食器(容器・スプーン・フォーク等)を選ぶ
- 防水性が高くポケット付きの食事エプロンをつける
- 食べる時の姿勢が崩れにくい椅子に座らせる・テーブルの高さを調整する
- 滑り止めの機能付きマットをテーブルに敷く
- 赤ちゃんが無理なく食べきれる離乳食の量や温度に調整する
子供が使いやすい食器(容器・スプーン・フォーク等)を選ぶ
自分で離乳食を食べたがるようになったら、子供が使いやすい食器を選びましょう。
子供の手で持ちやすく口に入れやすいサイズのカトラリーや、こぼれにくい形状の容器だと食べこぼしにくくなります。
さらに落としても危険がないように、軽く割れにくいシリコンやプラスチック製のものだと安全に使えるでしょう。
なかには、容器が倒れないように底にある吸盤でテーブルにくっつくタイプの食器もあります。食器で遊んでしまう子供にもおすすめです。
食べこぼし対策の容器にはリッチェル「すくいやすい食器」
名称 | すくいやすいボウルS | すくいやすいボウルM | すくいやすいプレートS | すくいやすいプレートM |
対象月齢 | 7ヶ月頃~ | 12ヶ月頃~ | 7ヶ月頃~ | 12ヶ月頃~ |
サイズ | φ11×4.8H(cm) | φ13×4.8H(cm) | 17.4×15×4H(cm) | 21×18.5×4H(cm) |
詳細 | 公式ショップへ | 公式ショップへ | 公式ショップへ | 公式ショップへ |
食べこぼし対策できる容器で悩んでいる方には、リッチェル「すくいやすい食器」がおすすめです。
リッチェルのすくいやすい食器は、ボウルタイプとプレートタイプの2種類です。
どちらも食器の縁がクルッとカーブして立ち上がっている形状で、スプーンですくう時にこぼれにくくなっています。
ボウルタイプはおかゆ・麺・スープなど水分の多い離乳食、プレートタイプは複数の食材や料理を1つの食器に入れたい時に便利です。
食器のひっくりかえりを防ぐ「 ひっくり返しにくい吸盤」もおすすめ

赤ちゃんの手でも持ちやすい「にぎにぎスプーン・フォーク」もおすすめ

防水性が高くポケット付きの食事エプロンをつける

食べこぼしをキャッチできる食事エプロンをつけましょう。食事エプロンは防水性や撥水性があるポケット付きの商品を選んでください。
水で洗うだけできれいになったり乾きやすかったりとお手入れが楽なものだと使い勝手がよいでしょう。
また首回りが開きすぎているエプロンは、すき間から食べ物が落ちてしまうため、ジャストサイズであることも大切です。
衣類や子供の肌をしっかり守りたい方は、長袖タイプが向いています。袖がもたつくと食器や離乳食についてしまうため、子供が食べる時にじゃまにならないサイズ感のものを選んでください。
シリコーン・プラスチックなどの防水素材
シリコンやプラスチックなど防水素材の食事エプロンはマチのある大きめのポケットが付いているケースが多く、食べこぼしを逃さずキャッチします。
使用後は食器と一緒に洗え、水分を拭き取ればすぐに使えるのもメリットです。
ただし、かさばる形状のため持ち運びには向きません。食べるのに時間がかかる子供だと食事エプロンの重みが首の負担になることも考えられます。
防水素材の食事エプロンは、自宅で気軽に食べこぼし対策したい時におすすめです。
撥水加工がされた布素材
撥水加工が施された布製のエプロンは、軽く肌触りがよいため子供が嫌悪感を抱きにくいです。コンパクトに折りたためるため、持ち運びやすいメリットもあります。
デメリットは汚れが落ちにくいことです。
洗濯機で丸洗いできますが、濃い色の食べ物・油汚れは浸け置きや下洗いしないとシミになりやすいため、手入れに手間がかかります。長く使うと撥水機能が低下するのも懸念点です。
防水加工の食事エプロンより安価で購入できるため、保育園用にまとめ買いしたい方や外出用に用意したい方に重宝します。
食べる時の姿勢が崩れにくい椅子に座らせる・テーブルの高さを調整する
正しい姿勢をキープできれば、食事に集中しやすく食べこぼし防止になります。
足がぶらぶらしていると座り姿勢が安定しないため、椅子は膝の角度が90度の状態で足裏全体が床に付く高さのものがベストです。
ダイニングテーブルに引っかけて使うタイプの椅子を使う場合は、適切な高さに足を置ける台を用意しましょう。
テーブルは高すぎても低すぎても姿勢が崩れる原因になります。目安は子供のひじの高さです。
子供が椅子に腰を立てて座った状態でテーブルがひじの位置にくるように高さを調整し、姿勢が崩れにくいかチェックしましょう。
リッチェルのフィージーは離乳食の食べこぼし対策にぴったりなベビーチェア

商品名 | ベビーチェア フィージー |
対象月齢 | 6ヶ月~3歳頃 |
サイズ | 39×44×34H(cm) |
詳細 | 公式ショップへ |
リッチェルのベビーチェア「フィージー」は、両足がしっかりつき、高さのある背もたれが身体を包み込む構造なので、、赤ちゃんが安定した姿勢で食事できるように支えます。
座面はズリ落ち防止シートですべりにくく3点ベルトで腰・股をしっかり固定できますが、足まわりはゆったり座れるのが特徴です。
ステップの有無は成長に応じて切り替えられるため、長く使い続けられます。床置き・ダイニングチェア取り付けのいずれにも対応するので、ご家庭の状況に合わせてご利用ください。
滑り止めの機能付きマットをテーブルに敷く
滑り止めの機能付きマットも離乳食で使える便利アイテムです。マットの上だと食器がズレにくいため、子供が自分で動かそうとして滑り落ちてこぼれるのを防ぎます。
離乳食を始めると、好奇心からスプーンやフォークでテーブルを叩いて音を出したり、食器を置く音に反応して遊びだしたりする子供も多いです。
マットを敷いている部分は音が軽減するため、好奇心を煽らず、食事に向き合いやすくなります。
赤ちゃんが無理なく食べきれる離乳食の量や温度に調整する
離乳食の量や温度にも気を配りましょう。お腹を空かせている時は食事に集中しこぼしにくいですが、空腹が満たされてくると食べこぼしが多くなります。
1回の食事量は多くしすぎず、満足していない様子であれば、おかわりさせてあげましょう。
また食材のサイズが赤ちゃんに合わず、食べにくいこともあります。食べこぼしが多い場合は、食材のサイズを変えて試してみるのもおすすめです。
食事の温度が熱すぎたり冷たすぎたりすると驚いて食べこぼしやすくなります。熱いものはやけどの心配もあるため、特に慎重に温度を確認してください。
赤ちゃんの離乳食の食べこぼし対策|こぼした後のラクラク掃除編
離乳食を食べこぼした時に楽に掃除できれば、ストレスなく赤ちゃんとのご飯タイムを楽しめます。離乳食の時間が苦にならないように、こぼした後の対策として掃除アイテムを活用しましょう。
掃除アイテムの選び方と3つのポイントを紹介します。
- テーブルに防水性の高いトレイ・マットを敷く
- 床に使い捨てシートや新聞紙・ビニールなどを敷く
- 離乳食を与える前にウェットティッシュやタオルなど拭きものを用意する
テーブルに防水性の高いトレイ・マットを敷く
テーブルに防水性の高いトレイやマットを敷きましょう。
防水性の高いマットやトレイなら、こぼした時に拭きやすいです。汚れたスプーンやフォークをそのまま置いてもテーブルが汚れません。
テーブル全体を覆うマットでもよいですが、お盆サイズのものなら、そのままシンクへ持っていき食器と一緒に水洗いでき便利です。
子供が好きなキャラクターや柄がデザインされたトレイやマットなら、汚したくない気持ちから「こぼさず食べよう」という意識が芽生えることも期待できます。
トレイやマットは100円ショップでも購入できるため、複数枚用意してもよいでしょう。
床に使い捨てシートや新聞紙・ビニールなどを敷く
テーブルではなく床に食べこぼし対策する方法もあります。市販されている食べこぼし対策用のマットなら、サイズ感や素材も考えられて作られており使いやすいです。
食べこぼし専用マットでなくても、新聞紙・ビニール・タオルなど自宅で手軽に用意できるものを使うこともできます。
新聞紙やビニールなら、毎回洗うことなく捨てられるため、親に負担がかかりません。タオルを使えば同時に床の掃除もでき一石二鳥です。
食べこぼしの範囲が広い場合や子供の自分でやりたい気持ちを大切にしたい方は、床への対策をおすすめします。
離乳食を与える前にウェットティッシュやタオルなど拭きものを用意する
離乳食を与える前に、そばにウェットティッシュやタオルなどの拭きものとゴミ袋を用意しておきましょう。
ウェットティッシュはすぐに捨てられるため便利ですが、食べこぼしの量が多い時はタオルの方が拭きやすいです。
事前に用意しておくとこぼした時に迅速に対処でき、こぼす範囲や汚れを最小限に抑えられます。
テーブルの上に食べこぼしがあるまま進めると、子供がこぼれている状態に慣れてしまったりこぼれたものが服に付いたりしてしまうため、なるべくこまめに汚れを拭きましょう。
赤ちゃんが離乳食を食べこぼす原因|理解して対策につなげましょう

赤ちゃんが離乳食を食べこぼす原因はおもに以下3つです。
- 手指や口周りの運動機能が未発達でグッズを使いこなせない
- 食べ物や食器への興味が先行して「食べる」以外の行動にそれがち
- 食べ終わるまでの集中力が続きにくい
離乳食を始めたばかりの赤ちゃんは、運動機能が未発達で食事グッズをうまく使いこなせません。
上手に食べられるようになるには、練習して慣れていくしかないのです。食べこぼしする時期を通過点と捉え、焦らず練習させましょう。
また食べ物や食器への興味から「食べる」ことよりも「見たい」「触りたい」などの行動にそれる傾向があります。
離乳食を食べる機会が増え、食べ物や食器を見慣れてくると食べる時間であることを理解してくるでしょう。
食べ始めは食べこぼしが少なく、後半になるに従い多くなってくる場合は、集中力が切れている可能性があります。様子を見ながら進めましょう。
赤ちゃんの食べこぼしを減らしたい方向け!離乳食の与え方のコツ
食べこぼし対策だけでなく、食べこぼしを減らしたい方は以下の方法を試してみましょう。
- 少量から口に運び着実に食べられるようにしてあげる
- 親がお手本を見せて食べる姿を真似させる
- できたことから積極的に褒める
量が多すぎると口に入りきらずこぼしてしまうため、少量から口に運びます。スプーンですくうところまで大人が手伝うなど、確実に食べられるように配慮しましょう。
食器で遊び始めたり離乳食に興味を示さなかったりして食べない場合は、親が食べる姿を見せて真似させるとうまくいくことがあります。
自分で食べられたらたくさん褒めてあげてください。食べこぼしたとしても、できたことを積極的に褒めると、食べる意欲が高まり早く上達するでしょう。
赤ちゃんが離乳食を食べこぼした時向けの掃除方法

赤ちゃんが離乳食を食べこぼした時、通常の汚れはウェットティッシュや布巾などですぐに拭き取るときれいになります。
時間が経つと汚れが落ちにくくなるため気がついた時に掃除しましょう。
頑固な汚れには、セスキ炭酸ソーダ水を使いましょう。セスキ炭酸ソーダ水は「水500mlに対してセスキ炭酸ソーダの粉末小さじ1杯」を混ぜ合わせて作ります。
スプレーボトルなどに入れ吹きかけ、数分後に拭くと簡単に汚れが落ちるため試してみてください。セスキ炭酸ソーダは自然由来のため、子供がいても安心して使えます。
赤ちゃんの離乳食に向け食べこぼし対策を整えて快適に子育てしましょう

離乳食の食べこぼし対策で有効なのが、子供が使いやすい食器・ポケット付きのエプロンなど、便利グッズを活用し食べる環境を整えることです。
またマットや拭きものなどを用意しておくとこぼした時に慌てず対応できます。
食べこぼし対策を検討している方は、リッチェルのすくいやすい食器がおすすめです。
こだわりの形状によりスプーンですくう時にこぼすのを防ぎます。食べこぼしポイントが減ることで赤ちゃんのやる気も引き出せるでしょう。
シンプルな形状で使い勝手がよく離乳食が終わった後も長く使えるため、1つあると重宝すること間違いなしです。