プラスチックの話
plastic
金型
アンダーカット
成形品を金型から出す時、そのままの状態では離型できない凸形状や凹形状のことを、アンダーカットといいます。
アンダーカットがあると、型を分割しなければ取り出すことができません。
![アンダーカット](https://www.richell.co.jp/corp/wp-content/uploads/2022/03/mold18.png)
そのため、金型の開き方向を変えたり、分割して取り出せるようにします。
製品の側面に凹形状を設けるための外スライド、凸形状を設けるための傾斜バー、倒れピンなどの方法があります。
外スライド
型開きに伴いアンギュラピンの角度に沿って、スライドコアがスライドし、アンダーカットを開放します。
![外スライド](https://www.richell.co.jp/corp/wp-content/uploads/2022/03/mold19.png)
傾斜バー
突出しに伴い、コア穴の角度に沿って傾斜バーがスライドし、アンダーカットを開放します。
![傾斜バー](https://www.richell.co.jp/corp/wp-content/uploads/2022/03/mold20.png)
倒れピン
突出しに伴い、垂直に突出し、コア内の段差・角度によってピンが倒れ、アンダーカットを開放します。
![倒れピン](https://www.richell.co.jp/corp/wp-content/uploads/2022/03/mold21.png)