愛犬との生活におもちゃ(知育玩具)があれば、一緒に楽しめるだけでなく、愛犬の体・脳・心によい影響を与えられるなど、良いことづくしです。
どのようなおもちゃを選ぶか悩んでいる方には、おやつなどのフードを入れられる知育玩具をおすすめします。
そこで本記事ではフードを入れられるおもちゃ(知育玩具)を使うメリットや、選び方、遊ばせる時の注意点を解説します。
これから愛犬を迎え入れる方、新しくおもちゃの買い足しを検討している方はぜひ参考にしてください。
愛犬のフードを入れるおもちゃ(知育玩具)を使うメリットとは?
愛犬のフードを入れるおもちゃ(知育玩具)は食事と遊びを同時に行えるのがポイントです。愛犬の好みのフードを入れると意欲的に遊んでくれるほか、遊ぶ中で得られるメリットも大きくなります。
ここでは以下3つのメリットを解説します。
- ゆっくりおやつを与えられるので早食い防止につながる
- 遊びながら食べることに集中させると落ち着き・ストレス解消につながる
- ノーズワークを兼ねて愛犬の知能や嗅覚を適度に刺激できる
ゆっくりおやつを与えられるので早食い防止につながる
フードを入れられるおもちゃは、少しずつ餌やおやつが出てくるため、早食いや食べ過ぎ防止につながります。
少量のおやつでも長い時間楽しめることから、普段すぐに食べ終わり物足りなそうにしている犬にもおすすめです。
犬は本来の性質や歯の形状から、咀嚼せずに早食いする傾向がありますが、犬の早食いは窒息・誤嚥性肺炎・消化不良などのリスクがあります。
とくに子犬やシニア犬は体の機能が未発達だったり衰退していたりするため、知育玩具などを活用してゆっくり食べられる環境をつくってあげることが大切です。
遊びながら食べることに集中させると落ち着き・ストレス解消につながる
フードを入れられるおもちゃがあれば、遊びながら食べることに夢中になるため、犬の気持ちが落ち着きます。外出中の待合室や自宅での来客時に待機させたい時などにも役立ちます。
自由に吠えたり動き回ったりできない環境は犬にとって負担になりますが、フードの入ったおもちゃがあれば、無理なく落ちついて待ってくれます。楽しみながら集中することでストレス解消にも効果的です。
フードを入れるおもちゃは、かんたんに中身を取り出せないからこそ、飽きずに長く遊んでもらえます。おもちゃに飽きやすい犬にもおすすめです。
ノーズワークを兼ねて愛犬の知能や嗅覚を適度に刺激できる
フードを入れるおもちゃの大きなメリットは、ノーズワークを兼ねて愛犬の知能や嗅覚を適度に刺激できることです。
ノーズワークとは、犬が嗅覚をたよりに目的物を探し当てるゲームのようなもので、厳格なルールが定められたスポーツもあります。
おもちゃに入っているフードは簡単には出てきません。なかなかフードを取り出せずマイナスな感情になることもあるでしょう。しかし試行錯誤の末、フードにありつけた時には達成感を得られます。
適度な刺激や感情の起伏により脳が活性化し、子犬なら知育、シニア犬なら老化防止の効果が見込めます。
愛犬のフードを入れるおもちゃ(知育玩具)の選び方
フードを入れるおもちゃ(知育玩具)選びに失敗するとうまく遊べません。合わないおもちゃを選んだ場合、思わぬ事故に発展することもあります。
後悔しないためにも、おもちゃを選ぶ際は以下4つのポイントをおさえておきましょう。
- 犬だけで遊ばせても安全な素材で作られているか
- おもちゃのサイズが犬の体格に適しているか
- 犬の餌(おやつ)がたくさん入って少しずつ出せるか
- 犬が遊ぶ時に難しすぎないか(簡単すぎないか)
犬だけで遊ばせても安全な素材で作られているか
犬だけで遊ばせても安全な素材で作られているかも、おもちゃ選びの際の重要なポイントです。ゴム製は弾力性があり、割れたり欠けたりしにくいため、ケガの心配が少なく済みます。
柔らかい布製は噛んでもあまり歯に負担がかかりません。歯が弱い子犬やシニア犬に向いています。プラスチックなどの硬い素材は壊れやすいため注意しましょう。
硬い素材のおもちゃが好きな犬には、木製など壊れにくい素材や工夫がされているおもちゃを選んでください。
おもちゃのサイズが犬の体格に適しているか
おもちゃのサイズが、犬の体格や口の大きさに適しているかを見極めて選びましょう。
最適なのは「くわえられる」かつ「口からはみ出る」サイズです。おもちゃすべてが口の中に入る場合は小さすぎだと判断でき、誤飲の危険性が高まります。
転がすおもちゃの場合は「愛犬の足や鼻先で動かしやすい」サイズのものを選びましょう。おもちゃが大きすぎる場合は、興味を持ったとしてもうまく遊べずに、諦めてしまうこともあります。
犬の餌(おやつ)がたくさん入って少しずつ出せるか
犬の餌がたくさん入って少しずつ出てくるものだと、遊ばせる時間やフードの量を調整しやすくなります。
フードが一気にたくさん出てくると、すぐに遊び終わり知能や嗅覚への刺激が少なくなるため、十分な効果を得られません。
おもちゃのサイズのわりにフードが少ししか入らないおもちゃもあります。
おもちゃを選ぶ時は「どこにフードが入るのか」「どこから出てくるのか」「出てくる量を調整ができるのか」も調べておきましょう。
犬が遊ぶ時に難しすぎないか(簡単すぎないか)
愛犬が遊ぶ時に難しすぎたり簡単すぎたりするものは避けましょう。愛犬の知能レベルに合わせて選んでください。
また、おもちゃに慣れてフードを取り出すのが上手になってきたら、少しずつ難易度の高いおもちゃを与えると知育に効果的です。
とはいえ、はじめて知育玩具で遊ばせる時は、愛犬の知能レベルを判断するのは難しいでしょう。そこで、はじめての知育玩具としておすすめなのが、難易度を変えられるおもちゃです。
難易度を変更して何度かチャレンジすることで、愛犬のレベルに合わせて遊ばせられます。今のレベルに慣れた時も買い替える必要はありません。
複数のおもちゃを交互に使えば飽きさせない工夫もできる
おもちゃは複数個用意しておくと、交互に使えて飽きさせません。フードを取り出す難易度を変えられるおもちゃだったとしても、取り出し方を覚えるとすぐにコツをつかんでしまい、面白みに欠けます。
適度に考えさせるためにも、1つのおもちゃに飽きる前に違うおもちゃを与えて、取り出し方や遊び方のバリエーションを増やしてあげましょう。
与えるおもちゃは「くわえるもの」と「転がすもの」など、異なるタイプにすると犬の好みや得意不得意がわかります。愛犬への理解を深め、飽きさせない工夫をしながら知育玩具を生活に取り入れましょう。
犬用のフードを入れるおすすめのおもちゃ(知育玩具)は「リッチェル グルーシリーズ」
犬用のフードを入れるおもちゃ(知育玩具)リッチェル グルーシリーズがおすすめです。ケガのリスクが少ないゴム素材で安心して使用できます。
ここでは以下4つのリッチェル グルーシリーズの魅力を詳しく紹介します。
- グルー ベンド
- グルー ペック
- グルー ブラッシュ
- グルー グルちゃん
- グルー ローリーポーリー
グルー ベンド
名称 | パピー用SS | パピー用S | SS | S |
対象 | 月齢2~6ヶ月 | 月齢2~6ヶ月 | 体重6kg以下 | 体重6~9kg |
サイズ | 12×4.5×4.5H(cm) | 15×5.5×5.5H(cm) | 12×4.5×4.5H(cm) | 15×5.5×5.5H(cm) |
詳細 | 公式ショップへ | 公式ショップへ | 公式ショップへ | 公式ショップへ |
グルー ベンドは、リッチェルのグルーシリーズのなかでもとくに柔らかいのが特徴です。
中央部分は細く口が小さい犬でもくわえやすい上、くねくね曲がるため力の弱い子犬やシニア犬でも遊びやすくなっています。
フードが出てくるのは、両側の球体部分にあるツメ付の穴です。ツメをはさみでカットすると、フードが出てくる量を増やせます。
くわえて遊ぶのが好きな犬なら、グルー ベンドを気に入ってくれるでしょう。
グルー ペック
名称 | パピー用SS | パピー用S | SS | S |
対象 | 月齢2~6ヶ月 | 月齢2~6ヶ月 | 体重6kg以下 | 体重6~9kg |
サイズ | 6.3×6.3×4.6H(cm) | 7.6×7.6×5.7H(cm) | 6.3×6.3×4.6H(cm) | 7.6×7.6×5.7H(cm) |
詳細 | 公式ショップへ | 公式ショップへ | 公式ショップへ | 公式ショップへ |
グルー ペックは、不規則に転がるのを楽しめるおもちゃです。中心が盛り上がった三角形のパーツ2つから構成されています。
2つのパーツをずらすとすき間ができ、ずらし具合によってフードの量を調節可能です。パーツを取り外せるため、フードを入れやすくお手入れも楽にできます。
グルー ペックは、フードが出てくる量を増やすだけでなく、減らして難易度を上げられるため、はじめての知育玩具で知能レベルが分からない場合におすすめです。
グルー ブラッシュ
グルー ブラッシュは骨のような形で表面がブラシになっているおもちゃです。噛んだりくわえたりして遊びます。
左右でブラシの突起の形状が異なり「つぶつぶ」と「とげとげ」の2種類の噛み心地を楽しめるのがポイントです。
さらに中央部分はブラシが無く、他よりも細いためくわえやすくなっています。噛むのが好きな犬なら、噛んだ時の刺激の違いにより飽きずに楽しんでくれるでしょう。
フードを出し入れする場所は両側面にあるツメ付の穴です。ツメをカットするとフードが出やすくなります。
グルー グルちゃん
グルー グルちゃんはちょっとずる賢くて、憎めないかわいいワンちゃんです。全体的に丸みを帯びており、少しの衝撃でも倒れやすくなっているのが特長です。
フードを出し入れするツメ付の穴はグルー グルちゃんの底にあります。
グルー グルちゃんが座っている状態だとフードの出入口が塞がっているため、ほかのグルーシリーズよりも嗅覚をきかせないとフードに気がつきません。
難易度の高いノーズワークをする時にも使えるでしょう。可愛らしいデザインの知育玩具を探している方に向いています。
グルー ローリーポーリー
名称 | グルー ローリーポーリー |
体重目安 | 9kg以下 |
サイズ | φ10.5×12.3H(cm) |
詳細 | 公式ショップへ |
グルー ローリーポーリーは、タマゴ型で、ツメ付の穴からフードを出すイプのおもちゃです。転がりやすく倒れても起き上がる作りになっており、予想外の動きが犬の興味を惹きます。
本体とフタの2つのパーツに分けられるのもグルー ローリーポーリーの特長です。フードを入れる時は、フタを反時計回りに最大限回したあと潰すように上に引っ張り、フタを開けます。
広い開口部とシンプルな構造により、洗浄しやすく清潔な状態を維持できるでしょう。
愛犬のフードを入れるおもちゃ(知育玩具)で遊ばせる際の注意点
フードを入れるおもちゃ(知育玩具)を使う時は、愛犬が疲れたり、トラブルを起こしたりしないように気を付けましょう。
具体的には以下3点に注意してください。
- 集中力・体力を使うので1回10分からなど時間を決めて遊ぶ
- 遊ばせている間は誤飲するなどの危険がないか目を離さないようにする
- 少なくとも1週間に1回を目安に水洗いや洗剤での洗浄を行う
集中力・体力を使うので1回10分までなど時間を決めて遊ぶ
フードを入れるおもちゃで遊ぶ時は「1回10分まで」など、時間を決めておきましょう。
犬はフードを取り出すためにいつも以上に集中力と体力を使います。長時間遊び続けると肉体的・精神的に疲れてしまうのです。
フードを取れるまで遊びをやめないこともあるため、必ず飼い主が遊ぶ時間を管理しましょう。
楽しく遊んでいる愛犬の姿を見ると、ついたくさん遊ばせたくなりますが、遊び足りない時は休憩してから再度遊ばせてください。
遊ばせている間は誤飲するなどの危険がないか目を離さないようにする
フードを入れるおもちゃで遊ばせている間は、愛犬から目を離してはいけません。愛犬から目を離していると、万が一ケガを負ったり誤飲したりした時に気づかず、すぐ対応できません。
「誤飲しないサイズ」「やわらかい素材」「壊れにくい」など安全性を考えておもちゃを選んだとしても、完全に危険を回避できるわけではありません。
楽しそうに遊んでいるからといって安心せずに、愛犬の近くで見守りましょう。
少なくとも1週間に1回を目安に水洗いや洗剤での洗浄を行う
フードを入れるおもちゃは、定期的に水洗いや洗剤を用いて洗浄しましょう。使用後に毎回洗うのが理想ですが、少なくとも1週間に1回はお手入れして清潔な状態にしてください。
ただし夏場や湿度の高い時期は、おもちゃにフードが付着していた場合、腐食が進みます。健康被害につながるため、毎回洗浄することを推奨します。
気温や湿度の低い時期で毎回洗わない場合は、残ったフードは全て処分して次回持ち越さないように注意しましょう。
愛犬が楽しく遊べるフードを入れるおもちゃ(知育玩具)を選びましょう
フードを入れるおもちゃ(知育玩具)は、単に楽しく遊べるだけでなく、知育・老化防止・精神的な安定など、愛犬にとって多くのメリットがあります。
遊びすぎによる疲労や万が一の事故に備えて、決めた時間内で愛犬から目を離さず遊ばせましょう。安心かつ効果的に知育玩具で遊ばせるためには、おもちゃ選びも重要です。
リッチェルのグルーシリーズなら、お手入れしやすく清潔な状態を維持しやすかったり、フードを出す難易度を自由に変えられたりするおもちゃもあり、長く安心して遊ばせられます。
サイズ展開も豊富なため、愛犬にぴったりのおもちゃが見つかるでしょう。
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