猫はジャンプ力が高く、すき間を通り抜けられるため、飼い主が気をつけていないと家から脱走する可能性があります。玄関や窓、網戸、ベランダなど脱走する可能性がある場所もさまざまです。
しかし、具体的にどのように脱走防止対策をすればいいか分からない飼い主さんもいるでしょう。
そこで今回は、猫の脱走を防ぐアイデアを5つ解説します。
おすすめのキャットゲートの選び方と設置場所のポイントも紹介するので、これから猫の脱走の対策を行う方はぜひ参考にしてみてください。
猫の脱走防止アイデアを5つ紹介
ここでは、猫の脱走防止アイデアを5つ紹介します。
- 市販のキャットゲートを購入し侵入してほしくない入り口に設置する
- 窓やドアの開閉や解錠の状態を毎回確認する
- 猫が部屋の中でも運動できるようにキャットタワーや段差のある家具を置く
- 外で暮らしていた経験がある猫などの場合は適度に散歩させる
- ペット用のキャリーやベッドを置いて居心地の良い場所を用意する
猫の脱走を防止するには、猫の行動範囲を区切り、できる限り玄関や窓に近づかせないことが重要です。また、猫にとって快適な空間を作る工夫をしましょう。以下のアイデアを参考に対策してみてください。
市販のキャットゲートを購入し侵入してほしくない入り口に設置する
市販のキャットゲートを購入し、窓やドアなどの前に設置すると猫の脱走を防止できます。
キャットゲートの設置は、猫が逃げ出しそうな場所への侵入を防げるのでおすすめです。
特に玄関ドアは、猫が脱走しやすい場所です。飼い主が出入りする時や来客があった時などに猫が脱走する可能性があります。
玄関へ続く廊下にキャットゲートを設置すると、猫が玄関ドアへ近づくことを防げます。
窓やドアの開閉や解錠の状態を毎回確認する
猫が近づく可能性のある窓やドアはきちんと閉まっているか、鍵がかかっているかなどの確認が必要です。
猫は自分の頭が通るだけのすき間があれば、窓やドアから出られます。そのため、わずかでも窓やドアが開いている状態は注意が必要です。
また、鍵の開いている窓やドアは、猫が前足や歯を使って器用に開けてしまうケースも多くあります。窓やドアを閉めているからと安心せず、施錠しているかまで毎回確認しましょう。
猫が部屋の中でも運動できるようにキャットタワーや段差のある家具を置く
部屋にキャットタワーや段差の家具を置き、猫が運動できるスペースを確保しましょう。部屋の中で運動ができない状態が長期間続くと、猫はストレスがたまり、外に出てみたい気持ちが高まります。
特に避妊や去勢をしていない猫・元ノラ猫・好奇心旺盛な猫は、運動を通してストレス発散をしないと脱走しやすいため、注意が必要です。
部屋の中で上下運動などの適切な運動ができるようにするなど工夫をしてあげましょう。
外で暮らしていた経験がある猫などの場合は適度に散歩させる
猫の散歩は基本的に不要ですが、過去に外で暮らしていた経験のある猫は、散歩でストレスを発散できることもあります。飼い主と外に出ることで、外に出たい意欲を抑え、脱走を防ぐこともできます。
ただし、猫を散歩に連れ出す際には、外で脱走するリスクを最小限にする工夫が必要です。首輪やハーネスのサイズが合っているか、留め具が壊れそうではないか、リードはきちんと装着できているかなど、散歩時の安全を確認してから外に出ましょう。
ペット用のキャリーやベッドを置いて居心地の良い場所を用意する
猫にとって居心地のよい場所を用意すると、外に出たい気持ちを抑える効果が期待できます。
猫は静かであまり人が通らない場所を寝床にすることを好みます。静かで落ち着ける場所に、ペット用のキャリーやベッドを設置すると、心地よく過ごせて、部屋に居座ろうという気持ちが高まるでしょう。
ペット用のベッドの素材については、夏は通気性がよいもの、冬は保温性のあるものがおすすめです。
猫の脱走を防ぐキャットゲートを選ぶ際に見たいポイント
市販のキャットゲートを選ぶ時に注意したいポイントは、以下の通りです。
- 猫が抜け出しにくい高さがあり部屋のサイズに合わせて幅を調整できる
- ロック機能がしっかりしていて猫が簡単に触れない構造になっている
- 頑丈で、長持ちしやすい素材が使われている
- 取り付けが簡単で設置部分が傷つきにくい仕様である
キャットゲートは猫の脱走を防げるかだけでなく、人が使いやすいかの確認も必要です。機能が充実した商品も販売されているため、ぜひ家庭に合った商品を選ぶ参考にしてみてください。
猫が抜け出しにくい高さがあり部屋のサイズに合わせて幅を調整できる
猫は上にジャンプすることが得意な動物であるため、十分な高さのあるゲートを選ぶことが必要です。
猫は、1.3~1.5mジャンプできるといわれています。助走をつければより高いところまで届くこともあるため、できるだけ高さのあるゲートを選びましょう。
また、ゲートを取り付ける場所の幅は各家庭で異なるため、なるべく幅の調整がきく商品が便利です。
キャットゲートを購入する前に、設置する場所の幅を測って商品のサイズが合うかチェックすることも大切です。
ロック機能がしっかりしていて猫が簡単に触れない構造になっている
キャットゲートを選ぶ際にはロック機能があり、猫が簡単に触れられない構造になっているか確認することが大切です。キャットゲートのロック機能は、飼い主が開ける時に手間がかからないものを選ぶとよいでしょう。
ただし、簡素なロックでは猫が前足を使って器用に解除する可能性があります。猫が触れられないようにカバーが付いている、または高い位置にロックがあるゲートがおすすめです。
頑丈で、長持ちしやすい素材が使われている
キャットゲートは猫の爪や牙で傷つけられやすいため、耐久性のある素材で作られている商品の方が長持ちします。
木製のゲートは猫の爪や牙で傷が付きやすく、傷のある部分で飼い主や猫がケガをする場合もあるので、注意して使用しましょう。
また、欠けた部分を猫が飲み込んでしまう可能性もあるため、木製やプラスチック製は避けた方がよいでしょう。
安全性が高く長持ちするキャットゲートを探している方は、スチールやアルミなど金属製のものがおすすめです。
取り付けが簡単で設置部分が傷つきにくい仕様である
キャットゲートの取り付け方法には、つっぱり式と固定式の2種類があります。
つっぱり式は設置が比較的簡単で、壁にダメージを与えにくいのがメリットです。つっぱり式のキャットゲートの多くは、設置に工具が必要ありません。壁に穴を開けずに済むため、賃貸でも使用できます。
一方で、固定式はつっぱり式よりも頑丈で安定するのが特徴です。壁に穴を開ける必要がありますが、しっかり固定できるため、転倒事故を防ぎやすいでしょう。
リッチェルの猫用ゲート「キャットセーフティゲート」なら簡単に猫の脱走を防止できる
項目 | 内容 |
商品名 | キャットセーフティゲート |
体重目安 | 5kg以下 |
サイズ | 72~95×8×181H(cm) |
詳細 | 公式ショップへ |
高さ181cmのハイタイプのキャットゲートです。スチール素材でできているため、猫の爪や牙で傷がつきにくく頑丈な作りです。
ドアは大きく開く片開きゲートを採用し、スムーズに人が出入りできます。
ゲートの幅は72~95cmまで調整できるのも魅力です。設置する場所に合わせて幅が調整できるため、取り付け時にサイズが合わない事態を防げます。
また、キャットセーフティゲートは以下の3つが大きな特徴といえます。
- 高さが181cmあり丸形状のポールだから猫が登りにくい
- つっぱり式で簡単に取り付けでき設置部分を傷つけない
- ワンタッチロックで飼い主は解錠が簡単でもプレート付きで猫は触れにくい
高さが181cmあり丸形状のポールだから猫が登りにくい
キャットセーフティゲートの高さは181cmもあり、猫がジャンプしても脱走しにくい設計です。猫のジャンプ力は1.3~1.5mのため、助走を付けてジャンプしても飛び越えにくい作りです。
また、ポールは円形で、猫が手をかけて登りにくくなっているのもメリットです。ポールとポールの間隔は狭く、猫が通れるほどのすき間はありません。すべて縦棒で作られており猫の足場となる横棒がないため、猫がよじ登ることは難しいでしょう。
つっぱり式で簡単に取り付けでき設置部分を傷つけない
キャットセーフティゲートは柱や壁を傷つけないつっぱり式(圧力式)を採用しています。壁に穴を開ける必要もないため、賃貸でも安心して使用できます。ネジや工具などの道具を用意することなく、簡単に取り付けられるのがポイントです。
また、床に接するフレーム部分はキャップで覆われています。フレーム部分が直接床に接しないため、使用中に床を傷つける心配はありません。ゲートの下に敷物などを敷き、床をカバーしなくてもよいのがメリットです。
ワンタッチで飼い主にとって解錠が簡単。猫にとってはロック部は触れにくい
キャットセーフティゲートのロック部分は、上に引き上げるだけで解錠可能です。ワンタッチで解錠できるため、飼い主にとって使いやすいというメリットがあります。
また、ロック部分の下側には、猫がロックに触れにくいようにプレートが付いているのが特徴です。猫は前足で器用にロックを解錠する可能性があるため、プレートが脱走防止に役立ちます。
別売りのオプションフレームセットを組み合わせればゲート幅を拡張して部屋のサイズに調整できる
項目 | 内容 |
商品名 | キャットセーフティゲート オプションフレームセット |
サイズ | 直径1.9×178H(cm) |
詳細 | 公式ショップへ |
キャットセーフティゲートには、別売りのオプションフレームが販売されています。オプションフレームは2本セットで販売しており、組み合わせるとゲートの幅を最大107cmまで拡張可能です。
セーフティゲートを設置したいドアや窓のサイズなどに合わせて、ゲート幅を自由に変えられます。設置する場所の幅を確認して、キャットセーフティゲートだけでは幅が足りない場合は、オプションフレームの購入を検討してみてください。
猫の脱走防止のために猫用ゲートを取り付けるのがおすすめな場所
ここでは、キャットゲート設置におすすめな場所を紹介します。
- 猫がいつも過ごしている部屋の出口
- 階段の入口
- キッチン・バスルームの入口
- 玄関・裏口付近
- ベビールーム・子ども部屋
猫がどういう状況で逃げ出そうとするか、キャットゲートを設置することで防げる事故についても解説します。キャットゲートの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
猫がいつも過ごしている部屋の出口
「猫部屋」のような猫専用の部屋がある場合は、その部屋の出口にキャットゲートを設置することを推奨します。
また、猫がリビングで過ごしている場合、リビングの出口にゲートを設置するとほかの部屋への出入りを防げます。猫がいつも過ごしている部屋の前に設置することで猫の居場所が把握できるため、猫から目を離している間も安心できるでしょう。
階段の入口
階段がある家の場合、階段の入口にキャットゲートの設置を検討してみましょう。階段に設置すると、猫がほかの階へ自由に移動することを防げます。
また、猫が階段を使用すると滑って転落し、けがをする可能性もあります。階段からの転落は命の危険もあるため、階段に立ち入らせない方がいいです。
階段にゲートを設置する際には、必ず入口に設置しましょう。
キッチン・バスルームの入口
キャットゲートは、キッチンまたはバスルームへの猫の侵入を防止したい時にも役立ちます。
キッチンの入口に設置すると料理中に猫がシンクやガスコンロの上に乗る、食べてはいけない食材を口にするなどを防げます。
また、バスルームではお湯の中に落ちるなどの事故が起こりやすいため、入浴中は入口にゲートを使用して猫が入れないようにした方がいいでしょう。
キッチン・バスルームに猫を入れたくない方は、入口にキャットゲートの設置を検討してみてください。
玄関・裏口付近
玄関や裏口付近は、猫に脱走されると連れ戻すのが最も苦労する場所だといえます。そのため、脱走対策でキャットゲートを導入する場合には、玄関と裏口の前にはまず設置しておきましょう。
猫は飼い主が玄関や裏口から出入りする時に、すき間から外に出てしまうことがあります。また、知らない人が家にいるとパニックになり、意図せず外に飛び出してしまうケースも考えられます。
猫の脱走を防ぐためには、玄関や裏口付近をキャットゲートで通れないようにすることが重要です。
ベビールーム・子ども部屋
キャットゲートは、猫が幼児や赤ちゃんと接触するのを防ぐ役割もあります。
幼児や赤ちゃんは大人よりも免疫力が低いため、猫との接触は避けた方がいいです。また、幼児や赤ちゃんは猫に触る時の力加減が分からず、しっぽや耳を力強くつかみ、猫がケガをする可能性もあります。
幼児や赤ちゃん、猫が安全に一緒の家で暮らすには、ベビールームや子ども部屋の前にゲートを設置し、猫が侵入できない工夫をするのがおすすめです。
脱出防止のための猫用ゲートは自作してもいい?市販をおすすめする理由を紹介
猫用ゲートの自作は、おすすめできません。
自作の猫用ゲートは、市販のゲートに比べて素材や構造が頑丈ではないことが多くあります。自作ゲートの設置部分が頑丈ではない場合、使用中にゲートが倒れて、猫や飼い主がケガをする恐れがあります。
使用時だけでなく、作成・設置中に事故が起こる可能性もあるため注意が必要です。
自作のゲートに比べて、市販のゲートは少し値が張るでしょう。しかし、自作のゲートよりも組み立てや取り付けが簡単です。安全に配慮された設計で、長持ちするのも市販のゲートの強みといえます。
猫の脱走防止ならリッチェルのキャットセーフティゲートがおすすめ
猫の脱走対策には、さまざまな方法があります。なかでも市販のキャットゲートを取り付ける方法は、最も安全性が高い手段といえます。
市販のゲートを選ぶ時には、高さや耐久性をチェックすることが大切です。ロック機能付きの取り付けが簡単なゲートであれば、使い勝手もよいでしょう。
リッチェルのキャットセーフティゲートは、高さが181cmあり、猫がジャンプしても飛び越えられないため、脱走を防止できます。ロック機能はワンタッチで操作でき、飼い主も使いやすいというメリットがあります。
猫の脱走を確実に防ぎたい方は、キャットセーフティゲートの購入を検討してみてください。
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