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観葉植物の寄せ植えをおしゃれに仕上げるポイント4選|作り方と注意点も紹介

観葉植物は単体で飾ることが多いですが、寄せ植えすることでおしゃれ度が格段にアップします。しかし、寄せ植えは植物の相性やレイアウトなど悩むことも多いです。

寄せ植えを作るコツや注意点を知らないと「バランスが悪い」「思っていたのと違う」と満足のいく仕上がりになりません。最悪の場合、植物を枯らしてしまうこともあります。

そこで本記事では、観葉植物の寄せ植えをおしゃれに仕上げるためのポイントを紹介します。

寄せ植え作りの手順と注意点もわかりやすく解説するため、初めて寄せ植えに挑戦する方もぜひ参考にしてください。

観葉植物をおしゃれに寄せ植えするポイント4選

おしゃれな寄せ植え

1つの鉢に数種類の観葉植物を寄せ集めて植えることを「寄せ植え」といいます。寄せ植えは花でよく見られる植え方ですが、観葉植物でも可能です。

葉やつるの大きさ・形・背の高さ・色などが多様な観葉植物をきれいにまとめて、おしゃれに見せるにはいくつかのコツがあります。

ここでは初めて観葉植物を寄せ植えする方でも、簡単にセンスよく仕上げるためのポイントを4つ紹介します。観葉植物ならではの魅せ方をマスターして、寄せ植えを楽しみましょう。

  • 寄せ植えのアクセントとしてカラーリーフを使う
  • 葉っぱの大きさ・形が異なるものを組み合わせて表情を作る
  • 葉っぱの形・植物の背丈で高低差を作って立体感を出す
  • つる性の植物を使って寄せ植えに動きを出す

寄せ植えのアクセントとしてカラーリーフを使う

観葉植物の1つにカラーリーフを使うと寄せ植えのアクセントとなり、メリハリが出ます。カラーリーフとは葉っぱが緑色ではない植物の総称です。

赤やピンクの葉っぱが華やかな「アンスリウム」、赤・白・緑のコントラストがトロピカルな印象を与える「カラジウム」などがあります。

自分好みのカラーリーフで、色の組み合わせを楽しんでください。緑が多い観葉植物だからこそ、カラーリーフの葉っぱの色が際立ち、ぐんとおしゃれに仕上がります。

葉っぱの大きさ・形が異なるものを組み合わせて表情を作る

あえて葉っぱの大きさや形が異なる植物を組み合わせるのもおすすめです。

それぞれの観葉植物が持つ印象の違いを活かした寄せ植えは、躍動感が出て単体で植えた時とは違う表情を楽しめます。

できるだけ多様な形状の葉を持つ植物を組み合わせて、見応えのある寄せ植えを作りましょう。

ただし、小さい植物が大きい葉っぱで隠れると日が当たりにくくなるため、観葉植物のレイアウトには気を付けてください。

葉っぱの形・植物の背丈で高低差を作って立体感を出す

葉っぱの形や植物の背丈で高低差を作ると立体感が出て、寄せ植えがきれいにまとまります。

寄せ植えの置き場所にもよりますが、見る方向が一定に限られるなら、手前から背の低い順に並べるのがおすすめです。

横長の鉢に寄せ植えする場合は、正面から三角形に見えるように配置するとバランスよく植えられます。

高低差を考えて寄せ植えする植物の組み合わせを決めると、小さな寄せ植えでもチープな印象を与えません。

つる性の植物を使って寄せ植えに動きを出す

寄せ植えにつる性の植物を取り入れると、動きが出て豪華さとおしゃれ感がアップします。

つる性植物の中でも育てやすい「アイビー」は、葉っぱがハートや星のような可愛らしい形で、寄せ植えにぴったりです。

アイビーは、葉っぱに斑点が入ったものなどさまざまな品種があるため、お気に入りの苗を見つけましょう。

大きな葉っぱの植物には「シュガーバイン」など、葉っぱの小さいつる性植物が合わせやすいです。シュガーバインはしなやかに垂れ下がるためハンキングにも向いています。

観葉植物の寄せ替えに便利な鉢・プレートなどのおすすめアイテムをチェックする

観葉植物を寄せ植えするメリット

部屋に飾られた観葉植物の寄せ植え

観葉植物を寄せ植えする時は、単体で植えるよりも多少手間がかかりますが、それ以上に多くのメリットを得られます。

ここでは観葉植物を寄せ植えする3つのメリットを紹介するため、寄せ植えするか悩んでいる方は参考にしてください。

  • 少ないスペースで複数の植物を飾って楽しめる
  • インテリア性が高く部屋の雰囲気を明るくおしゃれにできる
  • 植物の組み合わせやレイアウトによって個性を出せる

少ないスペースで複数の植物を飾って楽しめる

寄せ植えは、省スペースで多くの観葉植物を飾れます。日当たりなど育てる環境は考える必要がありますが、玄関やトイレといった狭いスペースでも飾りやすいです。

限られた部屋のスペースを有効に使えるため、居住空間を圧迫することなく複数の植物を飾って楽しめます。

単体で飾る場合は、鉢や土も植物の数だけ用意しなければいけません。それだけ水やりの手間もかかりますが、寄せ植えなら鉢1つ分でよいため水やりも楽になるでしょう。

インテリア性が高く部屋の雰囲気を明るくおしゃれにできる

多様な植物を組み合わせて好みにデザインできるため、インテリア性が高いです。

シックな色で組み合わせたり、可愛らしい葉っぱの形でフェミニンにまとめたりと、部屋のテイストに合わせて好みの寄せ植えを作れます。

単体で飾るよりも豪華になりやすいため、部屋の雰囲気も明るくなるでしょう。

植物は成長に伴い形を変えることから、その時々で違ったシルエットを楽しめるのも魅力です。ずっと飾っていても飽きない寄せ植えで、ワンランク上のおしゃれ空間を手に入れましょう。

植物の組み合わせやレイアウトによって個性を出せる

寄せ植えは、植物の組み合わせやレイアウトの幅が広く個性を出しやすいです。葉っぱの大きさや形、高さなどから、植物の組み合わせと配置を自由に決められます。

使う鉢や鉢のレイアウトでも印象ががらりと変わるため、飾り方のバリエーションは無限大です。世界に1つの自分だけの寄せ植えは見るたびに愛着がわきます。

「この植物を主役にしたい」「この鉢に合う植物は何だろう」と自分の好みを詰め込んで、寄せ植え作りを楽しんでください。

観葉植物の飾り方に関する詳しい情報を見る

観葉植物の寄せ植えの作り方

観葉植物の寄せ植えを作っている様子

観葉植物の寄せ植えの作り方を紹介します。初めて寄せ植えを作る方向けに手順を追って説明するため、ぜひ挑戦してみてください。

  • 準備物
  • 寄せ植えの手順

準備物

観葉植物の寄せ植えを作る時に準備しておく物は以下のとおりです。

  • 鉢(6号以上or横長)
  • ミニ苗or3号以下の植物(数種類)
  • 観葉植物用の土・肥料
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 鉢カバー(新聞紙・園芸シート等)
  • スコップ
  • 園芸用はさみ
  • じょうろ(水やり用)

寄せ植えを作る時に大切なのが鉢と植物の大きさのバランスです。鉢は6号以上か横長のもの、植物はミニ苗や3号以下のものを数種類用意しましょう。

鉢には土と肥料だけでなく、鉢底ネットと鉢底石も入れます。鉢の大きさに合わせて必要な分だけ準備しておきましょう。

鉢からの水漏れなどで周りを汚したくない場合は、鉢カバーや園芸シートを活用しましょう。インテリア性の高い鉢カバーなら手軽に鉢の印象を変えることも可能です。

鉢カバーの使い方や選び方に関する詳しい情報を見る

寄せ植えの手順

寄せ植えは以下の手順に沿って行います。

  1. 鉢(または容器)の底に鉢底ネットを敷いてその上から鉢底石を入れる
  2. 鉢の底の深さに合わせて土の量を調整しながら植物の高さ・配置を決める
  3. 植物(苗)の土を3分の1ほど落として植えやすいサイズに調整する
  4. 背丈の大きい順に植物(苗)を植える
  5. 容器のふちから1cm~2cmほど低い位置を目安に土ですき間を埋める
  6. 土を詰めたら鉢底から流れ出るまで水を与える

鉢に入れる順番は、鉢底ネット・鉢底石・土・植物です。鉢底石までセットできたら、鉢の底の深さに合わせて、少しずつ調整しながら土をいれます。

土は植物を植えたあとにも追加するため、ふちの高さいっぱい入れないように気を付けてください。土を入れたら植物の高さと配置を決めて植えていきます。

植える時のポイントは、苗の土を3分の1ほど落とすことと、背丈の大きい植物から植えることです。植物を植えたら、容器のふちから1cm~2cmを目安に土ですき間を埋めてください。

最後に、鉢底にある穴から水が流れ出るまで水を与えます。

観葉植物の寄せ植えに使う鉢・プレート等はリッチェルのボタニーシリーズをご利用ください

リッチェルのボタニーシリーズは「こだわりの高い質感でワンランク上のディスプレイを」をコンセプトに、観葉植物の寄せ植えにぴったりのおしゃれで使い勝手のよい鉢やプレート(受け皿)が揃っています。

ボタニーシリーズは自然素材を混ぜ合わせたプラスチック製です。軽くて扱いやすいプラスチックのよさを残したまま、陶器のような重厚感のあるビジュアルに仕上がっています。

小さめの寄せ植えには「レクタングルプランター」「バルカボール」、大きめには「ボール」「プランター」「ハイポット」がおすすめです。

つる性植物を取り入れる場合は「ハンギングボール」もよいでしょう。鉢と相性抜群なプレートも各サイズ展開しています。

寄せ植えが初めての方・センスに自信のない方こそ、おしゃれにきまるボタニーシリーズをぜひご利用ください。

寄せ植えするのがおすすめな観葉植物の組み合わせの例を紹介

寄せ植えする観葉植物

寄せ植えするのにおすすめな観葉植物の組み合わせ例を3つ紹介します。

  • アジアンタム、プテリス
  • モンステラ、マドカズラ
  • シュガーバイン、アイビー、シンゴニウム

「アジアンタム・プテリス」はどちらもシダ植物です。

小さく愛らしい葉をたくさん持つ「アジアンタム」と、気品のある細長い葉の「プテリス」を組み合わせるとシンプルにまとまり、あらゆる系統のインテリアに馴染みます。

「モンステラ」と「マドカズラ」は高低差のバランスが絶妙です。

背が高く大きな葉を持つモンステラと、葉に窓のような穴が開いているマドカズラはどちらも存在感があり、エキゾチックな印象を与えます。

「シュガーバイン」「アイビー」「シンゴニウム」の組み合わせはハンキングにぴったりです。

シンゴニウムは薄ピンク色の大きな葉っぱでボリュームが出やすいため、つる性のシュガーバイン・アイビーと合わせるとバランスがとれます。

上記はあくまでも植物の組み合わせの一例です。作りたい部屋の雰囲気や、インテリアとの相性を想像しながら、実際に販売店で見てみるのがおすすめです。

観葉植物を寄せ植えする時の注意点

観葉植物の寄せ植えの土

観葉植物の寄せ植えは見た目のバランスに気を取られがちですが、ほかにも気を付けるべき点があります。

寄せ植え後もすくすく育つように、以下6つの注意点を押さえておきましょう。

  • 観葉植物は成長速度・育て方・育てる環境など相性がいいものを組み合わせる
  • 寄せ植えで使う土は未使用で観葉植物専用のものを選ぶ
  • メインの株の号数よりも1~2号大きいサイズの鉢を使う
  • 植物どうしの間隔を詰めすぎないようにして蒸れを防ぐ
  • 寄せ植えをするなら5月~10月の比較的暖かい時期に行う
  • 寄せ植えした観葉植物を飾る際は重量に気を付ける

観葉植物は成長速度・育て方・育てる環境など相性がいいものを組み合わせる

観葉植物の組み合わせを考える時は、成長速度・育て方・育てる環境など相性の良さを考慮することが重要です。

成長速度が極端に違う植物を合わせると、最初に整えたバランスが崩れてしまいます。あえて成長速度の違う植物を組み合わせる方法もありますが、上級者向きです。

また日光を好む・好まない、暑さに強い・弱いなど、植物によって育てやすい環境が異なります。頻繁な水やりが必要か否かもチェックしておかなければいけません。

複数の植物を一緒の鉢に植える寄せ植えは、必然的に同じ環境・育て方になります。相性の悪い植物を組み合わせると、うまく育ちません。

寄せ植えに使う植物の特性を理解して、ストレスがかからないように配慮した組み合わせを考えましょう。

寄せ植えで使う土は未使用で観葉植物専用のものを選ぶ

寄せ植えでは未使用の土を使いましょう。未使用の土なら栄養が枯渇したりカビや害虫が繁殖したりするのを防げます。

また同じ土を使い続けると植物の成長を妨げるため、2年経過したら新しい土に交換しましょう。

さまざまな用途の土が市販されていますが、観葉植物の寄せ植えに使う場合は「観葉植物専用の土」を選んでください。

園芸用品店ならあらかじめ肥料が含まれている羊土もあります。肥料入りの羊土は割高ですが、肥料を購入して自分で土に混ぜ込む必要がないため手軽に使えて便利です。

メインの株の号数よりも1~2号大きいサイズの鉢を使う

寄せ植えで使う鉢のサイズは、メインとなる株の号数よりも1号~2号大きいものを選んでください。

寄せ植えは苗の数が多いため、鉢が小さすぎると根詰まりを起こしやすいです。複数の植物で土の栄養を分け合うことから、少ない土だと養分も枯渇しやすくなります。

とはいえ「大きめの鉢を選んでおけば安心」というわけでもありません。

鉢が大きすぎると、土に溜まる水分が多すぎて水はけが悪くなり、根腐れの原因になります。土が多いことで、水と養分が根に行き渡らなくなるのも問題です。

植物に対して鉢の大きさが小さくならないように、成長に合わせて鉢をサイズアップすることも大切になります。

植物どうしの間隔を詰めすぎないようにして蒸れを防ぐ

寄せ植えする時は、植物どうしの間隔にも気を付けましょう。植物どうしを詰めすぎると風通しが悪くなるため、蒸れて腐敗したり病気になったりしやすくなります。

横長の鉢を使うなど株と株の間を開ける工夫をして、蒸れを防ぎましょう。

寄せ植えに慣れていない方は、横幅65cmのプランターに5株ジグザクに植えるのが目安になります。直径24cmの8号サイズの鉢であれば4株~5株が理想です。

大きめの鉢を使っていても植物同士が近すぎると、通気性が悪くなるため注意してください。

寄せ植えをするなら5月~10月の比較的暖かい時期に行う

寄せ植えは5月~10月に行いましょう。観葉植物は暖かい地域に自生している品種が多く、環境の変化に敏感で、寒さに弱いことが多いです。

気温が低いと冬眠状態になり成長が緩やかになります。冬眠状態で寄せ植えすると、植物が弱ってしまいうまく育たない可能性が高いです。

寄せ植えに適した5月~10月であっても、10℃以下の気温が続くような日は避けた方がよいでしょう。天気予報をチェックして、2週間ほど安定して暖かい時が寄せ植えのベストタイミングです。

寄せ植えした観葉植物を飾る際は重量に気を付ける

寄せ植えした観葉植物を飾る時には、重量に気を付けてください。寄せ植えは植物に対して余裕を持ったサイズの鉢と土が必要になるため、重くなりがちです。

特に寄せ植えを台や棚の上に置いたり天井や壁から吊るしたりする場合は、飾る時に用いるアイテムの耐荷重を必ずチェックしてください。

重すぎると寄せ植えが落ちて鉢が壊れるなどの危険性があります。

また植物の成長や鉢のサイズアップで寄せ植えの重量は増えるため、植え替え時は都度重さを確認して飾り方を再度検討しましょう。

観葉植物を吊るして飾る方法に関する詳しい情報を見る

観葉植物の寄せ植えのポイントを押さえておしゃれな空間を作りましょう

おしゃれに寄せ植えされた観葉植物

観葉商物の寄せ植えは、カラーリーフを使ったり高低差を出して立体感を作ったりするとおしゃれに仕上がります。葉っぱの形状が異なる植物や、つる性植物を取り入れて個性を出すのもおすすめです。

見た目以外にも、植物の育て方の相性・鉢の大きさ・植える時期なども考慮して、長持ちする寄せ植えを作りましょう。

寄せ植えに使う鉢などのアイテム選びで悩んでいる方は、リッチェルのボタニーシリーズをぜひご利用ください。使いやすいプラスチック製ながら、重厚感があるナチュラルなビジュアルで高見えします。

同じ商品でサイズアップも可能です。ボタニーシリーズを使った寄せ植えで、あなただけのおしゃれな空間作りを楽しんでください。

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