犬用・猫用キャリーはペットとのお出かけにかかせない大事なアイテムです。その用途はさまざまで、バスや電車、飛行機などの公共交通機関や自家用車での利用、災害時の避難時など、あらゆる場面で活躍します。
用途に合わせて数多くのキャリーが販売されており、いざ選ぶとなるとどれを選んでいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、犬用・猫用キャリーの選び方やタイプ別のおすすめ商品を紹介します。
迷ってしまい何を選べばよいのかわからない方は、ぜひ参考にしてください。
そもそも必要?犬用・猫用キャリーバッグの利用がおすすめの場面・環境
キャリーはペットを連れて外出する際に役立ちます。主な活躍シーンを7つ紹介します。
- 公共交通機関(バス・電車)で近場へ移動する場合
- 自家用車で移動する場合
- 旅行(飛行機・新幹線)で遠出する場合
- 病院へ行く場合
- イベントなど混雑した場所へ行く場合
- 災害の避難をはじめとした緊急の場合
- 多頭飼いの移動の場合
公共交通機関(バス・電車など)で近場へ移動する場合
特に都心では、公共交通機関を利用する人が多いですが、混みあう車内でも犬用・猫用キャリーを使えば、ペットと安全に移動できます(※)。
乗り合わせた中には犬や猫が苦手な人もいることがあるため、他の方への配慮として犬用・猫用キャリーで隔離しておくのが好ましいです。
※ペットと一緒に公共機関を利用する際のルールは、各機関によって異なるため、事前に確認しておきましょう
自家用車で移動する場合
運転中には急ブレーキでけがをしたり、ペットがシートの間に挟まったりする可能性があります。
クレートやキャリーを利用すればシートベルトで座席に固定できるため、クレート・キャリー内でペットを安全に守りながら移動することが可能です。
運転中にペットが車内を移動する心配をなくし、飼い主が運転に集中できるように犬用・猫用キャリーを使いましょう。
旅行(飛行機・新幹線など)で遠出する場合
旅行で遠出する際に飛行機や新幹線がよく利用されますが、ペットは必ずキャリーに入れて乗せる必要があります。
特に飛行機の場合は、所定の基準をクリアした製品でないとペットを同行させることはできません。
クレートタイプのようにケースが頑丈であることは前提に、規格を満たした製品を選んでみてください。
また、長時間キャリーの中にペットを入れておくことは、ペット自身のストレスにもつながるため、通気性と居心地がよさそうな製品を選びましょう。
ペットが飼い主を確認して安心できるように、通気口やスモークドアを採用しているキャリーを選ぶのもおすすめです。
動物病院へ行く場合
病院へペットを連れて行く場合は、周りの人やペットに迷惑をかけないように配慮する必要があります。
キャリーを使ってペットの移動を制限しておくことで、他のペットと接近して喧嘩したり、病院内で暴れてしまったりする心配もありません。
診察や治療を受けるペットはただでさえ慣れない人や環境にストレスを感じやすくなっているため、安心できるスペースを用意してあげることが大切になります。
また、診察や治療の際にすぐ外に出せたり、キャリー内にいながら簡単な診察・治療が受けられたりするくらい、出入り口が大きく複数ある製品を利用するのがおすすめです。
イベントなど混雑した場所へ行く場合
ペットと一緒に人が混みあうイベントなどに行く方もいらっしゃるでしょう。
人混みにペットを連れて行く際は、周りの人に配慮するとともに、人や障害物に接触してけがをするリスクを避けるためにもキャリーに入れて移動するのがおすすめです。
少し目を離した隙にペットがどこかに行ってしまい、人混みの中を苦労して探すこともなくなります。
ペットの安全や飼い主の気持ちに余裕が生まれることを考えると、混雑した場所でもキャリーを利用する方がいいでしょう。
災害の避難をはじめとした緊急の場合
緊急時に急いで移動する場合は、ペットをキャリーに入れて運ぶ方がよいでしょう。
素早く避難すべき場所までペットと安全に移動するためにも、キャリーを使って運ぶのがおすすめです。
また、ペットも緊急時はいつもと異なる周りの様子に混乱しがちになるため、飼い主の顔が常に確認できるキャリーを選んであげると、ペットも飼い主もお互いに安心できるでしょう。キャリーは避難先でのペットの居場所としてもおすすめです。
避難する際に両手を空けたい場合は、ペットを背負えるリュックやトートバッグ、スリングタイプを選ぶのも手です。
多頭飼いの移動の場合
多頭飼育をしている方は、一度に複数匹を運べる広さに余裕のある犬用・猫用キャリーを使ってみましょう。
大きなサイズでも折りたたみ式で普段はコンパクトに収納できるキャリーや、複数匹をまとめて運びやすいカートタイプのものも販売されています。
飼っている1匹1匹のサイズ感に合わせて、多頭を移動させる時のキャリーのサイズを考えてみてください。
犬用・猫用キャリーバッグの選び方|飼い主もペットも嬉しいペットキャリーとは?
数ある犬用・猫用キャリーの中から自分に合った商品を選ぶ際のポイントは次の5点です。
- 移動する距離・時間とよく使う交通手段に適したキャリーバッグであるか
- ペットのサイズ・体重とキャリーバッグのサイズ・適性体重が合っているか
- ペットの様子を手軽に確認できて安心安全な設計であるか
- バッグ内の通気性が良くお手入れもしやすい構造であるか
- 飛行機に乗せる場合、法令・ルールを守った規格のキャリーバッグであるか
移動する距離・時間とよく使う交通手段に適したキャリーバッグであるか
日頃どのくらいの距離を移動するのか、どこに連れて行くことが多いのかがキャリーを選ぶ時のポイントです。
普段から少しの外出時にペットを連れて行く程度なら、スリングやトートバッグなどを利用するとよいでしょう。
30分~1時間ほどの移動であれば、軽くて持ち運びがしやすいソフトタイプのクレートで問題ありません。
2時間以上の乗り物での移動がメインとなる場合、ペットの安全や負担を考慮してプラスチック製のクレートを選んだ方がいいでしょう。
ドライブ時にかかるペットへの負担をできる限り減らす仕様になっているため、ペットと車でどこかへ行くことが多い方はぜひ検討してみてください。
使用する形やサイズについては、用途に応じてさまざまな犬用・猫用キャリーを用意するのがおすすめです。
ペットのサイズ・体重とキャリーバッグのサイズ・適正体重が合っているか
犬用・猫用キャリーがペットのサイズ感に合っていないと、居心地が悪くペットに余計なストレスを与えてしまいます。
購入前にペットのサイズとキャリーの適正サイズをしっかり確認しましょう。
キャリーの適正サイズを超えて使うとペットが窮屈な思いをしたり、キャリーのサイズが大きすぎると移動時の揺れでペットが振り回されたりしてしまいます。
適正サイズを見極める際は、ペットが伏せた状態できれいに収まるかで判断してください。
またペットの体重と製品の耐荷重、体重の目安を確認して適正なものを選びましょう。
適正な体重以上で使うとキャリーが破損する可能性が高まり、ペットの安全性を確保できません。
なお、小型犬や猫ならトートバッグでも対応できますが、底面がしっかりしたものを選ぶのがポイントです。
ペットの様子を手軽に確認できて安心安全な設計であるか
ペットの様子を簡単に確認できる仕様になっているかも見逃せません。
キャリー内を目で見て確認できれば、ペットの状態をいつでも確認できるため、ペットも飼い主も安心して利用できます。
また、ペットのけがを防ぐために付属品や内装物もしっかり確認しておきましょう。
着目したいのは、主に以下のポイントです。
- 飛び出し防止用のリードがあるか
- けがにつながる危ない金具はついていないか
- 誤飲するかもしれない付属品はないか
- ペットが内側からファスナーを開けられない設計か
ペットをキャリーで安心して運べる安全な構造のものを選ぶのがおすすめです。
バッグ内の通気性が良くお手入れもしやすい構造であるか
キャリー内の通気性の良さは、ペット自身の居心地やお手入れのしやすさにつながるポイントです。
特に夏場の熱気や湿気がこもりやすい時期は、通気性の悪いキャリーでは内部が不快になってしまうことがあり、熱中症にもなりかねません。
また、ペットに噛み癖がある・興奮しやすい場合には、ペットが飼い主を常に確認して安心できるように、天井にもドアがあるタイプを選ぶとよいでしょう。
落ち着きがない場合でもすぐに対応してあげられます。
なお、キャリー内をお手入れする際にいくつかドアがあると、複数の方向から内部の水洗いやふき取りを行えるため、きれいに掃除しやすくなります。
水洗いした後も通気口があると乾きやすくなるため、通気性は良いものを選ぶのがおすすめです。
飛行機に乗せる場合、法令・ルールを守った規格のキャリーバッグであるか
飛行機にキャリーを乗せてペットと移動する場合は、IATA(国際航空運送協会)の基準をクリアしている必要があります。
飛行機に乗せるキャリーを探す時は、商品に「IATA基準対応」と表記がある商品を選びましょう。
航空会社によってはより細かい基準を設けている場合もあるため、ペットが同伴できるのか、犬用・猫用キャリーの制限はあるのか等を事前に航空会社へ確認しましょう。
あなたのペットにぴったりのタイプはどれ?犬用・猫用キャリーバッグのおすすめ商品も紹介
犬用・猫用キャリーの商品はいくつもありますが、キャリーの種類は大きく6つに分けられます。
- クレート
- トートバッグ
- リュック
- カート
- スリング
- ドライブボックス・自転車用キャリー
タイプ別におすすめの商品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
クレート|ソフト・ハードが自由に選べて丈夫
犬用・猫用クレートはペットの大きさやキャリーのサイズ・材質に違いがあり、幅広いラインナップがあります。
ハードタイプはプラスチック製の商品が多く、汚れてもお手入れがしやすい点がメリットです。頑丈なだけ安全ではありますが、持ち運びで重さが気になる場合があります。
一方、ソフトタイプは折りたためて軽量で持ち運びに便利な点がメリットです。ただ、柔らかい素材である分、やや安全性に欠けるため室内や近距離の移動に限定して利用するのがいいでしょう。
以下では、クレートタイプの犬用・猫用キャリーおすすめ商品を紹介します。
- キャンピングキャリーファイン
- キャンピングキャリー 折りたたみ
- ラタンキャリー
- ピコ ドッグキャリー
キャンピングキャリーファイン
キャンピングキャリーファインは、外ではキャリー、家ではハウスとして活用できるタイプの犬用・猫用キャリーです。
ハードタイプの外装でペットを外部の衝撃から守ります。
普段からハウスとして慣れさせておけば、来客時や災害時の移動にも安心して使えるほか、車のシートにシートベルトで固定できるため、ドライビングキャリーとしても使えて便利です。
スモークドアを採用し、ペットの様子を確認しやすいほか、ショルダーベルトや給水器など関連商品との相性もよく、クレートタイプの犬用・猫用キャリーの中で人気のモデルとなっています。
キャンピングキャリーファインにはダブルドアとシングルドアの2種類があり、それぞれサイズもS・Mの2種類です。
特にダブルドアタイプはキャリーの上面と横面にペットの出入り口があるので、ペットの出し入れが簡単なだけでなく、お手入れもしやすくなっています。
一方、シングルドアタイプは出入り口が1つである分コンパクトな作りで、価格もリーズナブルです。
ペットのサイズや予算感に合わせて、適切なものをお選びください。
キャンピングキャリー 折りたたみ
丈夫に作られている折りたたみ式のキャンピングキャリーは、移動中のキャリーはもちろん、自宅でのハウス利用でも十分に活躍します。
折りたたみ式の利点は、使わない時に折りたたんでスリムに収納できる点です。
車での移動時には、シートベルトで固定してペットの安全を確保できます。
プラスチック製で水洗いもできるため、お手入れが簡単です。
サイズ展開はS・M・Lの3種類があり、Lなら20kg以下の中型犬まで使えるため、少し大きめのペットを飼っている方はぜひチェックしてみてください。
ラタンキャリー
項目 | 内容 |
体重の目安 | 5kg以下 |
詳細 | 公式ショップへ |
ラタン風のおしゃれなキャリーは、コンパクトながら持ち運びや通気性に配慮された商品です。
開口部は上へ大きく開閉できるため、ペットの出し入れやドアのロック・解除が楽に行えます。
また、シートベルトで固定できる引っ掛け部もあり、車でも安心安全に移動できます。
対象となるペットのサイズは小さめで、5kg以下の超小型犬や猫・うさぎがメインとなりますが、家でのハウス用途でも使える便利なキャリーです。
ピコキャリー
ピコキャリーは上開き扉付きで、ペットの出し入れがしやすい商品です。犬用と猫用にそれぞれピコドッグキャリーとピコキャットキャリーがあります。
通気性にも配慮されており、犬や猫のちょっとした移動には十分に活躍してくれるでしょう。
カバー部分と底部分が取り外せるので、すみずみまでお手入れするのも楽々です。
構造がバスケット型で手持ち部分も大きく、シートベルトへの固定機能も付いているため、コンパクトな犬用・猫用のキャリーが欲しい方はぜひ検討してみてください。
トートバッグ|肩掛けトートでペット用でもおしゃれ
ペット用トートバッグは、ペット用キャリーの1つです。
トートバッグと呼ばれていますがペット用キャリーの機能を十分に備えており、お買い物用のトートバッグとは異なって底面が丈夫に作られています。
近くの公園やドッグランまでペットを移動させたり、一時的なペットの退避場所としても活躍してくれるでしょう。
汎用性が高く手軽に使いやすいですが、トートバッグキャリーを使った長距離・長時間の移動には向きません。
以下では、トートバッグタイプの犬用・猫用キャリーおすすめ商品を紹介します。
- クラフトトートキャリー
- デイリートートキャリー
- メッシュトートキャリー
クラフトトートキャリー
項目 | 内容 |
体重の目安 | 6kg以下 |
詳細 | 公式ショップへ |
クラフトキャリーは、見た目がおしゃれなクラフト紙素材のトートキャリーです。
内側には飛び出し防止用のリードがついており、通気性の良いメッシュカバー付きで、留め具で開放状態にキープできます。
両サイドに通気口がついているので、ペットが息苦しさを感じにくい構造になっています。
裏面には、小物を入れるのにちょうどよいポケットがついており、ペットとのちょっとしたお散歩に活躍するトートバッグです。
デイリートートキャリー
項目 | 内容 |
対象 | 超小型犬・小型犬・猫用 |
体重の目安 | 7kg以下 |
詳細 | 公式ショップへ |
デイリートートキャリーは日常使いしやすいカラーとデザインが特徴で、普段のお出かけにもおしゃれなトートキャリーです。
飛び出し防止用のリードとファスナー開放式のメッシュカバーが備えられています。
さらにメッシュカバーは留め具で開放状態にキープできます。
見た目がオシャレなのはもちろん、ペットの居心地に最大限配慮されているのも特徴の1つです。
メッシュトートキャリー
項目 | 内容 |
体重の目安 | 7kg以下 |
詳細 | 公式ショップへ |
メッシュトートキャリーは、バッグの上半分がメッシュになった通気性抜群のトートキャリーです。
通気性が良くやわらかな素材であるため、特に暑い日のペットの不快感を和らげられます。
上部の開口部はファスナー開閉式のメッシュカバーで飛び出し防止用のリードは標準装備しており、小物入れにちょうどよいポケットはちょっとしたお出かけにも便利です。
暑さや蒸れが気になる時期に使うトートキャリーとして、バッグの上半分がメッシュ仕様ならペットも快適に過ごしやすくなるでしょう。
リュック|両手が空くから移動もラクラク
リュック型キャリーは、両手が空く背負えるタイプの犬用・猫用キャリーで、持ち運ぶ飼い主側の負担を抑えられます。
手持ちや片側に重さがかかるキャリーと比べて両側の肩に重さが分散するため、ペットとの少し距離のある移動や時間のかかる移動でも重宝するはずです。
ただし、ペットとリュック型キャリーのサイズ感を合わせないと不安定になったり、ペットの居心地が悪い状態で使うことになったりするので、大きさには特に気を配って選びましょう。
ペットリュックキャリー
項目 | 内容 |
体重の目安 | 8kg以下 |
詳細 | 公式ショップへ |
ペットリュックキャリーは背負うタイプのキャリーで、両手が空いた状態でペットを移動できます。
上フタはメッシュカバーの2重カバーになっています。
カバーはマグネット、メッシュカバーはファスナーで簡単に開閉することができ、ペットが外の様子をみられ、開放的なつくりです。
また、手提げタイプのキャリーとしても使える優れた機能を備え、シーンに応じて使い分けられる汎用性の高さも注目ポイントだといえます。
しっかりした底面や飛び出し防止のリード付きなど、ペットキャリーとしての細かい機能も充実しています。
カート|中型~大型犬・多頭飼いにも最適でキャスター付きも
カートタイプのキャリーは、ベビーカーのようにペットを乗せて運べます。
手さげキャリーやクレートと比べて移動しやすく、飼い主の持ち運びの負担を少なくしてくれる点がポイントです。
カート型のキャリーの中には多頭飼いに対応している商品もいくつか販売されています。
一方で折りたためるとはいえ、カートそのものが大きいため、収納場所を確保する必要がある点は注意しましょう。
以下では、カートタイプの犬用・猫用キャリーおすすめ商品を紹介します。
- ペットカート エルフィ
- ペットカート ミニモ
ペットカート エルフィ
項目 | 内容 |
体重の目安 | 12kg以下 |
詳細 | 公式ショップへ |
ペットカート エルフィには、両側から開閉できる「幌」と荷物が入る「バスケット」がつけられています。
幌があることで、夏の日差しが強い時期や、急な雨からもペットを守れるだけでなく、両開きであるためどちらからでもペットを出し入れできます。
カート自体は折りたたみに対応し、たたんだまま自立するため、置き場所を確保しやすい構造です。
ペットカート ミニモ
項目 | 内容 |
体重の目安 | 6kg以下 |
詳細 | 公式ショップへ |
コンパクトなペットカート ミニモは、1頭飼いにちょうどいいサイズのペットカートです。
カートとして手で押して利用できるほか、カートを外して通常のペットキャリーとしても利用できます。
さまざまなシーンに合わせて使い方を変えられる汎用性の高さは、ペットカート ミニモならではの特徴です。
取り回しも楽々で用途に応じた使い分けができるペットカートをお探しの方は、ペットカート ミニモを検討してみてください。
スリング|小型犬や猫のちょっとした移動にぴったり
スリングはペットとの密着度が高く、しっかりと抱っこできるため、ペットへ安心感を与えます。
ある程度両手が自由に使え、持ち運びも楽であるため、ちょっとした移動に使いやすいキャリーです。
長い時間の利用は、ペットの関節に負担をかけてしまうため避けましょう。
また、抱っこが苦手なペットにスリングを使う時は、前もって訓練することが必要です。
ドライブボックス・自転車用キャリー|自動車・自転車移動が多いなら
ドライブボックス・自転車用キャリーは、自動車や自転車でペットを運ぶ場合に欠かせません。
特にドライブボックスは、助手席に固定してドライブ時の犬用・猫用キャリーとして使えるだけでなく、ペットの持ち運び用バッグやベッドとしても使えるため、マルチな場面で役立ちます。
急発進・急停車した際、ドライブボックス・自転車用キャリーがなければ、ペットがシートにぶつかったり、かごから落ちたりしてけがをする恐れがあります。
シートに置くだけの簡易的な商品もありますが、ドライブボックスと比べてペットがすべり落ちやすいため、おすすめできません。
しっかり固定できる犬用・猫用キャリーを選ぶのがおすすめです。
ペットとのドライブに関する記事はこちら
【注意】犬や猫を抱いて車を運転すると法律違反になるためグッズでの対策が必要
「ちょっとした移動なら犬や猫を抱っこして、車の運転をしたらいいのでは?」と考える方もいるかもしれませんが、法律違反に該当するため絶対にしてはいけません。
特に動物に限定した記載ではありませんが、動物を膝の上に乗せた運転でも視野や操作の妨げになるため処罰の対象となります。
違反した場合は普通車6,000円、中大型車では7,000円の反則金、および違反点数1点のペナルティです。
ちょっとした移動でも車への乗車がともなう場合はキャリーグッズを用意しましょう。
犬用・猫用キャリーは、飼い主とペットの両方が安全安心に移動するための必須アイテムといえます。
犬用・猫用キャリーバッグを選ぶ・使う時によくある質問
犬用・猫用キャリーバッグを選ぶ際に、よくある質問を2つ紹介します。
- 犬や猫がキャリーバッグに入るのを怖がる時はどうする?
- 犬用・猫用のキャリーバッグを使う時に気をつけることはある?
犬や猫がキャリーバッグに入るのを怖がる時はどうする?
ペットにキャリーへすんなり入ってもらうには、普段からキャリーに慣らしておく必要があります。
多くの犬や猫は最初キャリーに恐怖心を抱くため、できるだけ自然な形で触れさせておくのがおすすめです。
具体的な方法は次の3つの方法が挙げられます。
- おやつで誘導し、キャリーに入ったら褒めておやつをあげる
- 入った状態でおすわりや伏せをすることで空間に慣れてもらう
- さまざまな環境にクレートを設置して、あらゆる条件下に慣れてもらう
無理強いするとクレートを嫌がって入ってくれなくなるため、時間をかけて取り組むつもりでトレーニングを始めましょう。
指示をクリアするたびに褒めてあげるのも、早く慣れてもらうためのコツです。
犬用・猫用のキャリーバッグを使う時に気をつけることはある?
長時間の移動では、トイレも兼ねて1時間〜2時間で休憩を入れるようにしましょう。
車移動では、こまめな休憩を入れることで車酔いの予防にもなります。
また夏の暑い時期には、キャリーの通気孔だけで通気性が不十分な場合にキャリーを保冷剤で冷やしたり、冷風が通りやすくするなど対策が必要です。
内側に設置すると誤って飲み込んでしまうおそれがあるので、保冷剤を使う時はキャリーの外側への設置するのがポイントです。
ペットに合った犬用・猫用キャリーバッグを選んで一緒にお出かけを楽しみましょう
ペットとのお出かけの際には犬用・猫用キャリーの利用がおすすめです。
ペットに嫌がるからといってキャリーを使わないと、ペットの移動中の安全を確保できず事故の原因となったり、周りに迷惑をかけたりすることもあるでしょう。
犬用・猫用キャリーは多くの種類が販売されており、ハード・ソフトの素材が選べるクレートタイプや移動に便利なカートタイプ、コンパクトで軽量のトートバッグタイプなどさまざまです。
ペットのサイズ感や用途に合わせて、最適な犬用・猫用キャリーを選びましょう。
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